プーマ(PUMA)といえばドイツ発祥の世界的スポーツメーカーだ。最近では、短距離走の世界記録保持者「ウサイン・ボルト」選手のスポンサーとしても有名である。
そんなプーマが、陸上競技ランナー向けの革新的なトレーニングツールを開発したという。これさえあれば、まるでボルトと一緒に走っているかのような、本格的な練習が可能になるというのだ。
・名前は「プーマ・ビートボット」
まずはこのツールを紹介した動画をご紹介したい。動画を再生すると、屋内の練習場で走るランナーの横で、ラジコンカーくらいのサイズの赤いトレーラーが走っている様子がみえる。この小さな赤い車こそが話題のトレーニングツール「プーマ・ビートボット(PUMA BeatBot)」なのだ。
・コースのラインに沿って走る
続いて、映像の舞台は野外の競技場へ。動画の30秒あたりで、ビートボットがコースのライン上にセッティングされ、ここでもまたランナーと一緒に、ダーーーッシュ! このビートボット、コースのラインを自動で認識しながら走るという優れものだから、どんなコースでも使えて便利といえよう。
・“走る相手” と戦うことを目的としたツール
このように、ラインの上に置くだけで並走してくれるビートボットだが、これはランナーがトレーニングの際に “タイム” と戦うのではなく、実際に “走る相手” と戦うことを目的としたツールとのこと。なお、短距離走者だけでなく、長距離にも対応しており、ペースメーカーとしても最適だという。
・自分の好きなタイムを設定可能
さらに、このビートボットには、自己ベストのタイムや、ウサイン・ボルトのタイムなど、自分の好きなタイムを設定できるほか、車体後方のカメラでランナーの撮影も可能。フォームを研究する際の助けにもなるのだそう。なおビートボットは、プーマがサポートするランナーにのみ提供される予定とのことだ。
・果たして効果は現れるのか
動画の最後では、ウサイン・ボルト本人が「このロボット、気に入ったよ(I like this Robot)」と語るシーンが収められている。果たして、このビートボットでトレーニングを重ねることによって成果は現れるのだろうか。プーマがサポートするランナーの今後に期待大だ。
▼「プーマ・ビートボット」の解説動画がこちら。