週刊少年ジャンプで大人気連載中の料理漫画『食戟のソーマ』に登場するメニューを、これまで数回にわたって作ってみた。さて今回挑戦したのは、ずばり牛肉を使った “丼” !
柔らかいステーキを食べたいという要求に応じて生まれた、日本特有のステーキと言われる “シャリアピンステーキ” を応用した “シャリアピンステーキ丼” だ。作ってみると早い、安い、旨いの三拍子。こりゃあオススメだ。調理手順は以下の通り。さぁ、おあがりよ!!
・『食戟のソーマ』の「シャリアピンステーキ丼」
“シャリアピンステーキ丼” が登場するシーンは同作2巻の「静かなる丼、雄弁な丼」。主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)が通う料理のエリート校で、存続の危機にあった丼物研究会を救った一品だ。詳しいストーリーは同作をご覧いただきたいが、スーパーで買ったお手頃価格の牛肉(サーロイン)が、あっという間に高級丼に変貌を遂げるのだ。
丼の魅力である、早い安い旨いの象徴のようなメニュー。実際に作ってみたところ、玉ねぎを切って肉を焼くだけなので非常に簡単。これまで紹介してきた食劇のソーマ飯の中でもダントツの手軽さと言っていいだろう。それでは、さっそく作っていくぞ!
【材料】
・牛肉(サーロイン):1~2枚
・玉ねぎ:2~3個
・ご飯
・梅干し:適量
・ネギ:適量
・水溶き片栗粉:適量
・赤ワイン:適量
・しょう油:適量
・バター:適量
・塩コショウ:適量
【作り方】
1.玉ねぎをとにかくたくさんみじん切りにする。
2.牛肉を筋切りし、格子状の切り込みを入れて軽くたたく。
3.2の牛肉の上に1の玉ねぎを乗せて30分ほど置く。
4.肉を寝かせている間にご飯を炊く。
5.フライパンにバターをひき、軽く塩コショウを振りながら3の玉ねぎを炒める。玉ねぎが色づいたら皿に取り出す。
6.5のフライパンにバターを足し、肉を焼く。両面を焼いて取り出す。
7.フライパンの油を軽くふき取り、赤ワインを入れ5の玉ねぎを入れ炒める。
8.7にしょう油を入れる。火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつける。
9.ご飯に刻んだ梅を混ぜる。青じそなどを入れてもよし。
10.丼に9のご飯、6の肉を盛る。8のソースをたっぷりかける。小口切りにしたネギをトッピングして完成。
──以上である!
・こってりとさっぱりバランスが完璧丼
作中でソーマくんが「丼はあくまで『一椀』で完結する」と言っているが、その言葉通り非常にバランスの取れた丼ができ上がった。肉汁がジュワっと溶け出す香ばしいステーキ、とろみの効いた玉ねぎの甘みたっぷりなソース、そして爽やか梅風味のご飯! こってりとさっぱりの加減が完璧なのだ。
ポイントは玉ねぎ。刻んで刻んで刻みまくれっ! そして、その玉ねぎを時間をかけてシッカリと肉に馴染ませること。玉ねぎには肉を柔らかくする効果があるから、そんなにお高い肉でなくとも食感がふわふわのジューシーになるぞ。ソースを作る際にはしょう油を焦がすようにすると、うま味もアップだ!!
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼『食戟のソーマ』2巻に登場する “シャリアピンステーキ丼” を作ってみた
▼玉ねぎはとにかくたっぷりと用意しよう
▼ご飯に梅だけでなくシソを入れると、よりさっぱり
▼スパークリングワインと合う
▼レシピ本として手放せなくなってきた……!