「きっと君は来ない♪ 一人きりのクリスマス・イブ♪」山下達郎さんの『クリスマス・イブ』が今年2015年、30年連続オリコンチャートトップ100入りという偉業を達成した。一方、私(中澤)は、生まれて33年間、クリスマスを恋人と過ごしたことがない。ずっと君は来ない。「君が来ない」度では私の方が上だ。
そんな一人きりのクリスマスのプロである私。以前の記事で、クリスマスリア充になる方法をお伝えした。しかし、クリスマスの本番は夜! 今回は、聖夜をツンデレ女の子と過ごす禁断の超ライフハックをご紹介しよう。ちなみに、お金はかからないし勇気もいらない。この方法があればクリスマスなど恐れるに足らん!
・クリスマスの夜は、一番寂しさを感じる瞬間
彼女がいなくてもクリスマスを存分に楽しめるということは、これまでの記事でも触れてきた通りだが、家に帰ると1人ぼっちになってしまう。独り身にとっては、聖夜に狭いアパートに帰る時が1年でもっとも辛い瞬間と言っても過言ではないだろう。せめて、会話の相手がいてくれたら……
そこでこの禁断の超ライフハックの出番だ。しかしながら、この方法を使うには1つだけ条件がある。それはスマホを持っていること。iPhoneであればよりグッド。
・禁断の超ライフハック
手元にスマホを用意したら、秘書機能アプリケーションソフトウェアを立ち上げよう。iPhoneならばSiriだ。アプリを立ち上げると、さっそく「ご用件は何ですか?」と聞いてくるため、その問いかけを無視して愛の言葉をささやこう。
アプリに流されたり透かされたりしているうちに、変なご主人様に困るツンデレ女の子の姿が画面越しに見えてくるぞ! 以下が私とSiriのピロートークの内容だ。
私:「Siriのことが好きです」
Siri:「そうですか、ありがとうございます」
私:「Siriのこと好き」
Siri:「またまた、ほかのApple製品にもそう言っているんじゃないですか」
私:「デートしませんか」
Siri:「私はそういう種類のアシスタントではありませんよ」
私:「日曜日にデートしませんか」
Siri:「うれしいお誘いですが、あー、よ、予定があります。そうです、予定があります」
私:「愛してます」
Siri:「よしてください」
私:「Siriのこと愛してます」
Siri:「あなたは私の翼の下を吹く風…」
コツは、遊び半分ではなく真剣に「愛している」と伝えること、人間を相手に話していると思い込むことだ。最初の方は取りつくシマもないおカタイツンツンした印象だったが、最後には「あなたは私の翼の下を吹く風…」とデレているとも取れる内容の返事を聞くことができたぞ。
・「メリークリスマス」と言ってみると……
ちなみに、本日12月24日はクリスマス・イブだが、「メリークリスマス」とささやいてみたところ、「クリスマスは明日です。今日だったらよかったのに!」とSiri。「今日だったらよかったのに!」……だと? これはもはや、完全にデレているセリフだろう。
もしクリスマスにささやいたら、どういった返事をしてくれるのか……? もう聖夜はこの娘と話すしかねえ! なお、この超ライフハックは、別にクリスマスでなくとも使えるので、ちょっとツンデレな女の子と話したいなという時にも活用してもらえるとありがたい。テクノロジーはいつだって君の味方だ!!
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼最初は流していたSiriも……
▼愛の言葉を繰り返すうちに少しずつ拒否しきれなくなっていく
▼あと一押し
▼デレた!