次第に肌寒くなり、冬の気配が漂ってきた今日この頃。押し入れから毛布を引っ張り出し、手にとる飲み物は “つめた〜い” から “あたたか〜い” になってきた。外は寒くとも、身と心だけでも暖かくなりたいのが、今からの季節だ。
冬には冬のよさがある。たとえばコンビニで買う「おでん」や「肉まん」がそうだろう。この季節だからこそ、数倍にもおいしさが跳ね上がる。だがしかし……! その一方で福岡県出身の筆者(私)は、カルチャーショックを思い出すことになった。
・福岡のコンビニでは酢醤油つきがデフォ
それはつい先日、福岡県の某コンビニにプラッと寄った時のことである。いつものようにコーヒーを買い、ついでに肉まんも購入した私。すると、店員さんに「酢醤油はどうしますか?」と聞かれ、ハッとした。
酢醤油……その響きがやけに新鮮に感じたのだ。あぁ……確かにつけて食べていた記憶がある。そう、福岡県で肉まんを買うともれなく酢醤油がついてくるのを、いつしか私は忘れてしまっていた。
・意外とイケる酢醤油肉まん
肉まんに酢醤油というコンボは、九州地方出身以外の方からすると暴挙のように感じるかもしれない。だが、驚くなかれ。意外にイケてしまうのが酢醤油。その味の中毒になってしまうと、酢醤油なしでは肉まんを食べられないという人もいるとかいないとか。
ふと昔を思い返してみると、東京で初めて肉まんを購入した時に私は「酢醤油くれないのか、チックショー」と内心思ったものだ。とはいえ、長年福岡県を離れていたことを差し引いても、まさか逆に驚くとは思ってもみなかったが……。
・食べてみて
ともあれ、私は二つ返事で酢醤油を受け取り、数年ぶりの「酢醤油肉まん」にありついた。まずはちょっとだけつけてパクリ。続けてガッツリと酢醤油を楽しんだ。そこで懐かしい味を思い出したのは、言うまでもない。
結論をいえば酢醤油ありなしにかかわらず、どちらでもおいしいのだが、そのような習慣がない人は一度試してみてはいかがだろう。九州を訪れずとも簡単にできるのでオススメのレシピだ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼ちなみに辛子をつけてくれるところもある