死の淵からよみがえった人の話では その瞬間、一生の記憶が走馬灯のように頭の中を駆け巡るという。「あんな事があったな」「こんな事もあったな」というイメージと同時に、「こうしておけばよかった」という後悔の念も浮かんでくるというのだ。
今回は読者の方に、「これを食べなかったら死ぬ間際に後悔するよ!」という、最高にウマい一品をお知らせしたい。それは青森県が誇る最高級ブランドトウモロコシ、嶽きみ(だけきみ)だ。
・生でも食べられる糖度
『嶽きみ』は、青森県・嶽高原で栽培されたトウモロコシのことで、“きみ” は津軽弁でトウモロコシを指すという。寒暖差が激しく、厳しい環境の中で育った『嶽きみ』は、生でも食べられるほどの糖度を持った極上のトウモロコシである。
そんな情報を聞きつけたのは、ロケットニュース24編集部の主婦・GO羽鳥。どうやら7月の時点で予約していたようで、収穫と同時に出荷されるこの時期を、心待ちにしていたらしい。そしてつい先日、ようやく念願の『嶽きみ』が編集部あてに届いたのだ。
・総勢12人で試食
目を輝かせてトウモロコシの皮をむくGO羽鳥に、普通に引く編集部一同。聞けば10本入りで約3300円だという。1本330円……! 正直 同じ値段なら、ハンバーガーか牛丼を選ぶ人の方が多いに違いない。だがしかし……。『嶽きみ』を食べたらそんな考えは一瞬で吹き飛んでしまった。
生の『嶽きみ』と、茹でた『嶽きみ』を、その場にいる全員に振る舞う、お母さんのような男。「まずは生で食べてみて☆ まずは生で食べてみて☆」……とカメラ片手にハシャぐ主婦……。あまりの情熱に言われるがまま、生の『嶽きみ』を食べてみると……!
・トウモロコシの概念が変わるウマさ
うっ……、ウンマァァァぁぁあああーーーーーーーいッ! なんじゃこりゃぁぁぁあああ!? え、ウソでしょ? 生のトウモロコシってこんなにウマいもんなの? 一言で表すならば、ピュアの衝撃! トウモロコシのジュースが口の中で弾けまくる!! え、マジでこんなにウマいトウモロコシって、この世にあったの?
茹でたトウモロコシも、これまたウマい。フレッシュさは失われるが、甘味は一段と深くなる。その場には12人がいたのだが、大多数は「生の方がおいしい」という結果に。初めて生で食べた感動もあるだろうが、確かに一口目のインパクトは生の方が強かった。
・もっと美味しいトウモロコシが……?
ちなみに、そのうち2名は「もっと美味しいトウモロコシを食べたことがあります」とのことだった。2人に共通していたのは、生のトウモロコシが食べられる環境で育っていたこと。もぎたてならば、トウモロコシはさらにウマいのか……! 食ってみてぇぇぇぇええええーーー!!
とはいえ、トウモロコシ農家が近所にでもない限り、『嶽きみ』を超えるトウモロコシはそうそうないだろう。旬は8月下旬~9月下旬までの1か月のみらしいから、生のトウモロコシを食べたことが無い人は、死ぬまでに一度は味わってほしい。ちなみに筆者も通販サイトを探したが、今シーズン分はほぼ売り切れのようだ。とにかくすごいから、一度は絶対に食べるべし!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼粒がパンパン!
▼ニコニコしながら事務所でトウモロコシの皮を剥きはじめた、GO羽鳥。
▼そして茹ではじめた……。普通に引くわ。
▼だが、マジでウマかった!
▼田代記者は生がお好みらしい。
▼Yoshio記者も生派。
▼注目! 佐藤記者、まさかのお上品すぎるトウモロコシの食べ方に、一同爆笑!
▼中澤記者は「ジュースみたい」とのこと。
▼かわらの記者はトウモロコシ好き。
▼Pouchライターの百村記者は、長野の実家近くで食べてたトウモロコシの方が美味しかったとのこと。
▼ロケットニュース24英語版・プレストン記者は、実家がトウモロコシ農家。「うちのと同じくらいだね」
▼ちなみに、イギリスとアメリカではトウモロコシは茹でないとのこと。生か焼くかの2択らしい。
▼今シーズン分はほぼ完売の「嶽きみ」! 死ぬまでに一度は食べてみてほしい!!
▼最後にもう1回、佐藤記者の上品なトウモロコシの食べ方だ!