今年は『りぼん』創刊60周年! 多くの女の子が登る “乙女の階段” の1段目と言っても過言ではない、集英社が誇る王道の少女漫画雑誌『りぼん』。そんな『りぼん』は現在、様々な形でかつての「全国250万乙女」たちに懐かしい感動を与えている。
それらを可能な限り入手しご紹介! 今回は、BAILA(バイラ)9月号。こちらの付録が、「80~90年代のりぼん」を中心にまとめられた別冊。この別冊付録がバイラ世代……すなわち20〜30代女子にとって、感涙必至の内容となっていたのだ‼︎(泣)
・またもや表紙が罪
普段めったにファッション誌など読まない、干物女である私(筆者)は、小雨の降るある日、コンビニで1冊の雑誌を手にしていた──。それは世に「アラサー」と呼ばれる層の女性を対象としたファッション誌『BAILA(バイラ)』、その9月号である。
しかし目的は雑誌そのものではなく、付録のほう。そう、別冊付録『一生 “りぼんっ子” 宣言!』である! この付録の表紙が、前回の『ふろくカタログ』同様、罪深いほどに胸をアツくさせるデザイン……ズバリ、りぼんマスコットコミックス仕様なのです‼︎ ズバリ粋(いき)でしょう……‼︎(泣)
・アラサー女にどストライクな視線
胸アツ仕様は表紙のみならず。『こどものおもちゃ』の小花美穂先生、『赤ずきんチャチャ』の彩花みん先生、『天使なんかじゃない』の矢沢あい先生、『ママレード・ボーイ』の吉住渉先生らのインタビュー、さらには水沢めぐみ先生による『姫ちゃんのリボン』の描きおろし番外編が収録されているのだ!(もちろんインタビューもあるよ!)
読んでた読んでた! 全部読んでた! どれも大好きでしたッ……‼︎ 特に私は矢沢あい先生の作品にとても愛着があるので、久しぶりのコメントがとても貴重に感じる。こ、こんな豪華すぎる内容が付録だなんて……‼︎ 390円で売ってたら買うレベルだ‼︎ すごい、すごいよバイラさん‼︎
・水沢めぐみ先生の安定感がスゴイ
そして、なんといっても今回の目玉は『姫ちゃんのリボン・番外編』‼︎ 十数年ぶりに『姫ちゃん』を読んだ私だが、真っ先に驚いたのは、当時と全く変わらぬイラスト……!
私が最後に『姫ちゃん』を読んだのは、確か中学生の時。「パラレル・パラレル もっと素敵なあたしにな──れ‼︎」といって終わった笑顔の姫ちゃん。あれから十余年の時を経たにもかかわらず、絵のタッチは当時のまま! あの頃と変わらぬ笑顔の姫ちゃんがいる……‼︎ キャラクターたちの雰囲気も、当時のまま。思わず自分も中学生だと錯角してしまったほどである。
・どのページを開いても胸アツ
その他、当時人気の作品の名シーン集がまた胸アツ。たった数コマが抜粋されているだけにもかかわらず、そのコマを見ただけでストーリーが瞬時に脳内再生。条件反射的に当時の感動がこみ上げ、気付けば泣いていたほどだ。
バイラの発売日は、土日祝日と重ならなければ毎月12日。次号の発売まではまだ時間がある……! 手にしていないアラサー女子は書店に急ぐことを推奨したい。「なんか最近、涙もろくなっちゃったナ……」そんなアナタにぴったりなのだから。やっぱりアタイ、りぼんっ子でよかった!
参考リンク:集英社『BAILA』
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.
▼かつての “りぼんっ子” は初めてバイラを買いました。
▼「わあぁっ……」と喜ぶ沢井記者の表情は、完全に “乙女” 。
▼姫ちゃんのリボン・番外編キターーーーーーッ!! 久しぶりだね、姫ちゃん‼︎(感動)
▼熟読。
▼「パラレル・パラレル 読んでみんなもメグ記者みたいな笑顔にな──れ‼︎」