美味しい白米を食べると、「コメ最高!マジで日本人で良かったわー」とは思わないだろうか? 毎年9月~の新米の季節になると心が躍る。だが、その頃、古米は……。
日本のコメの品質は安心とは言え、やっぱり時間が経ったお米は風味が少し劣るもの。そういうもんだと思っていました……だがしかし! ある技を使えば、古米すら新米並のモチモチふっくらゴハンへと大復活を遂げるというのだ。その技とは「コメと氷を一緒に炊く」である!
・炊き方
詳しくは、動画「3年前の古米が大復活! コメと氷を一緒に炊くと古いコメも劇的なウマさ」をご覧いただきたいが、ザックリ説明すると以下の通りだ。
1.コメを洗い、冷水に30分以上つけておく(冬場はもっと長めに)
2.水を捨て、1合につき30gの氷を入れる。
3.そのまま炊飯器の目盛り通りに水を入れる。
4.炊飯。
──以上である!
・3年前の古米が大復活! マジでもっちりご飯になったー!!
氷の量は諸説あるが、今回は1合につき30g入れてみた。また、1年前の古米レベルだと、そこまで差が出ないかもしれない。ということで、ロケットニュース24編集部に眠っていた平成24年(2012年)生産のコメで試してみたぞ!
このコメは編集部で『熟成米(じゅくせいまい / エイジング・ライス)』と呼ばれている。「ツヤなし、パサパサ、独特の香り」、まさに中国の安~い食堂で出て来るコメそのものの味。中華料理と異常な相性を発揮する奇跡のコメなのだ。
……と、余談はさておき、この「熟成米」を氷と炊いてみたところ……3年前のコメとは思えない大復活を遂げたのである! 香りこそ新米とは少し違うものの、普通に炊いたときよりしっとりしてるー!!
それも、ベチャッとしたしっとり感ではない。コメ1粒1粒がしっかりと水を抱え込み、プルっとしたモッチリ具合だ。そう、まるでもち米のような食感に!! 氷を入れるだけでパサパサのコメがこんなにモチモチになるなんて、驚き以外の何ものでもない。
・冷めてもウマい
もちもち氷ゴハンは、そのまま食べても、卵かけご飯にしても、のりと食べても実に美味。古いコメさえもこんなに美味しく食べられるなんて、これ以上の幸せはない!!
そして、もうひとつ特筆すべき点がある。それは「冷めてもモチモチで美味しい」という点だ。まさかのまさか、氷で炊いた古米の冷ごはんが、普通に炊いた去年のコメより、100倍はウマいのだ。……信じられない!
古いコメなら劇的に、新しいコメもかなり美味しくなる「氷ゴハン」。全く手間はかからないので、是非試してみてほしい。特に、古米を炊くとき、お弁当用のご飯を炊くときにオススメだ!!
参考リンク:新潟玉木農園
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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▼氷を入れてゴハンを炊くと……
▼こんなパサパサで粉をふいた古いコメも
▼モッチリ炊き上がる!
▼食べてみた!
▼もち米みたいにモチモチになった!!
▼サンジュン記者にも食べてもらった
▼古米とは思えないとのこと
▼リアルに中国でコメを食べていた原田記者にも食べてもらった
▼ウマイらしい
▼これで古いお米も美味しく食べられるね!
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