日本から国外へ行くとなれば、どんなに近い国でも船か飛行機に乗らなければならない。だって島国ニッポンだもの! 海外への渡航には、きっと多くの人が飛行機を選択していることだろう。
そんな飛行機に関する興味深いランキングが発表されたので紹介したい。それは、世界中の航空会社から機内が清潔なエアラインを選んだ「機内が清潔な航空会社トップ10」なのだが、なんとトップ10がアジアオンリーなのだ。
・航空産業のオスカー賞
このランキングを発表したのは、英国の航空サービスリサーチ会社「スカイトラックス」だ。毎年発表されるスカイトラックスの航空会社のランキング「ワールド・エアライン・アワード」は、航空産業のオスカー賞とも呼ばれる権威ある賞である。
その一部門である「最も清潔な航空会社」ランキングのトップ10をアジアが独占したというのだ。気になるランキングは以下の通り!
【世界・機内が清潔な航空会社ランキング】
1位:エバー航空(台湾)
2位:シンガポール航空(シンガポール)
3位:ANA 全日空(日本)
4位:キャセイパシフィック航空(香港)
5位:アシアナ航空(韓国)
6位:ガルーダ·インドネシア航空(インドネシア)
7位:JAL 日本航空(日本)
8位:海南航空(中国)
9位:大韓航空(韓国)
10位:香港航空(香港)※カッコ内は航空会社の拠点
──以上である! た、確かに……!! トップ10すべてがアジアに拠点を置く航空会社である。記者(私)はランキングの1位~4位の各社、そして7位のJALに乗ったことがあるが、そう言われると座席やトイレはもちろんのこと、ブランケットなどの備品もちゃんと洗ってそうな感じがしたなぁ……。
・乗客の満足度調査によるランキング
さて、このランキングがどうやって決まったのかというと、機内の細菌の検査……ではなく、1800万人以上の利用者の満足度調査によるものだそうだ。対象となったエアラインは245社以上である。
ちなみに、アジア勢が強いのは「清潔さ」だけではない。各部門でもアジア各国の航空会社の名が挙がっており、また総合部門である「エアライン・オブ・ザ・イヤー」は、アジアと中東で、ほぼ二分している。ベストアワードでの日本勢最高位はANAの7位だ。
何かと制限が多い空の旅は、安全に快適に過ごしたいもの。価格も大切だけれど、こちらのランキングも夏休みの旅行の参考にすると良さそうだぞ!
参照元:FOX News、Skytrax [1]、[2](英語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼最も清潔な航空会社の1位は、キティちゃんジェットで有名な「エバー航空(台湾)」
▼2位は「シンガポール航空」
▼3位は、我らがANAやで!
▼4位は、2014年にベストアワード1位に輝いた「キャセイパシフィック(香港)」だ
▼5位は韓国拠点のアシアナ航空
▼6位はガルーダ·インドネシア航空
▼7位:はJAL!
▼8位は中国の海南航空! ちょっと意外!?
▼9位は大韓航空だ
▼そして、10位が香港航空! 見事にアジアばっかり!!
▼なお、「エアライン・オブ・ザ・イヤー2015」の順位は以下の通り! 今年の世界一はカタール航空だ
【エアライン・オブ・ザ・イヤー2015】
1位:カタール航空(カタール)
2位:シンガポール航空(シンガポール)
3位:キャセイパシフィック航空(香港)
4位:ターキッシュ・エアラインズ(トルコ)
5位:エミレーツ航空(UAEドバイ)
6位:エティハド航空(UAEアブダビ)
7位:ANA全日空(日本)
8位:ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)
9位:エバー航空(台湾)
10位:カンタス航空(オーストラリア)