グルメ大国 北海道。札幌・小樽・函館・釧路・旭川……。どこに足を運んでも、めちゃめちゃウマいグルメと巡り合える “食のワンダーランド” だが、実は北の玄関「新千歳空港」も、隠れグルメスポットであることをご存じだろうか?
これまでロケットニュース24では、いくつかの「新千歳空港 激ウマグルメ」をご紹介してきたが、今回もハンパない激ウマ店を発見してしまったのでご報告したい。それは寿司………しかも、おみやげ屋の中に併設された “立ち食い寿司” なのだ。
・おみやげ屋エリアにある
数年前のリニューアルにより、新千歳空港は国内でも最大規模の商業施設を併せ持つメガ空港となった。飲食店やおやみげ屋はもちろん、あまり知られていないが銭湯や映画館まである。
無論、数多くの飲食店が立ち並ぶが、残念ならがら今回ご紹介する『札幌シーフーズ』は、飲食エリアをいくら探しても辿りつかない。なぜなら『札幌シーフーズ』は、店の半分は本当におみやげ屋のため、おみやげ屋が集まるエリアに存在するからだ。
・水産仲卸業者が直営
そもそも『札幌シーフーズ』は、札幌市中央卸売市場の水産仲卸業者。おみやげ屋スペースでは、市場から仕入れた新鮮なほっけ・カニ・イクラなどの海産物や、松前漬けなどの加工食品が売られている。もう半分にカウンターとネタケースがあり、寿司職人さんが小気味よく仕事をこなしているのだ。
ネタは札幌市場から毎日直送される新鮮なものばかりで、しゃりも北海道産米を釜で炊き上げているこだわりよう。しかも立ち食いスタイルだから比較的リーズナブルと、新千歳空港の穴場グルメスポットともいうべきお店である。
・めちゃめちゃウマい
外国人観光客も多いため、注文はタッチパネル形式で行う。仲卸の目利きで選んだ新鮮なネタは、どれも文句なくウマい。タッチパネル形式だが、職人さんは気さくな人なので、その日のオススメや、北海道の旬の素材を聞くのもいいだろう。
筆者が訪れたときは、北海道以外ではなかなか生では食べられない「にしん」が旬とのことだったので食べてみたが、これが激ウマ。全体的に小ぶりなシャリは口に入れるとふわりとほどけ、職人さんの腕を感じさせる。ハッキリ言って、札幌で食べる寿司と全く変わらない。
「北海道旅行の最後にもう1回寿司が食べたい」という人には猛列プッシュでオススメする。空港で食事をする際は、どうしてもグルメエリアに行ってしまうと思うが、新千歳空港にはおみやげエリアにも「激ウマ立ち食い寿司」があることを覚えておくといいだろう。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 札幌シーフーズ
住所 北海道千歳市美々987 新千歳空港ターミナルビル 2F
時間 09:00~20:00
休日 無休
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼おみやげ店の中に、カウンターがあるぞ。
▼注文はタッチパネル形式だ。
▼光り輝くサバ。
▼北海道以外ではなかなか食べられない、生のにしん。
▼ホッキ・ホタテ・サメガレイの北海道ネタ。
▼イカは山ワサビでいただく。
▼いくらも外せない。
▼金目鯛はサッと炙って。めちゃめちゃウマい。
▼職人さんオススメの、ツブ貝と鯛も超ウマかった。
▼新千歳空港の穴場グルメスポットだ。覚えておいて損はないぞ。
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