以前の記事で、高コスパの山盛りすぎる唐揚げ丼についてお伝えした。東京・立川の人気店「ひなたかなた」では700円で山のように唐揚げが盛られた丼を提供しているのである。
これに負けない高いコストパフォーマンスを実現している立ち食いそば屋が、千葉・我孫子にあるというので早速行ってみた。そのお店「弥生軒」では540円で唐揚げ2個がのったそば・うどんを提供しているそうである。たった2個と侮るなかれ! その2個の唐揚げがめっちゃデカイ! デカすぎてそばが見えねえええーーッ!!
・山下清が働いていた
実はこのお店、歴史ある老舗なのだ。ちぎり絵画家として世界的に有名な山下清が働いていたという。店内の看板には、こう書かれている。
「ぼくがはたらいていた 弥生軒のおそばおいしいよ 山下清」(弥生軒看板より)
・ホームの立ちそば
弁当販売店から始まったお店は、現在我孫子駅構内に3店舗、天王台駅に1店舗あるそうだ。ちなみに私(佐藤)が降りた、常磐線快速取手行きのホームの店舗は6号店だった。帰りの電車(品川行き)のホームの店舗は5号店だった。そのほかに駅売店なども弥生軒の名前で運営している。
・そばが見えない!?
さて、噂の唐揚げそばを注文することに。券売機で540円の唐揚げそばの食券を購入。厨房を1人で切り盛りするおばちゃんに食券を渡す。そして5分も経たずにそばが出てきた。ナンじゃこりゃ!? 唐揚げデカすぎる! 2個しかないのに、そばが見えないではないか。たった2個の唐揚げが丼を覆いつくしているのである。
・成人男性の拳2個分
唐揚げ1つの大きさは、成人男性の握り拳2つ分はある。いや、それよりも少しデカイくらいだ。食べてみると、表面はカリッカリである。これをそばの出汁にヒタヒタに浸して食べると、ほど良く崩れてくる。
・タマゴも頼むべき
ちなみにそのそばの出汁が少々辛めだ。常連さんは生タマゴを一緒に頼んでいたので、どうやら生タマゴも一緒に頼むのが流儀のようである。そばはいくぶん太めで、何となくうどんに近い歯ごたえだった。
それにしても、特大級の唐揚げである。2個の唐揚げを食べるだけで、かなりお腹が満たされるので、初挑戦する人はまず唐揚げ1個で注文すると良いかもしれないぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 弥生軒
住所 千葉県我孫子市本町2-4-3 JR我孫子駅ホーム内
営業時間 月~金曜7:00~23:30、土曜7:00~22:00、日・祝7:30~20:30
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.