ゴールデンウィークに全国各地でさまざまなイベントが行われた。お隣・中国で行われたあるイベントがネット上で注目されている。
そのイベントは「お胸クライミング」。道具を使わず岩や壁をのぼるスポーツ “ボルダリング” をアレンジしたものだというのだが、これが物議を醸しているのである。
・10メートル級の「お胸クライミング」
中国メディアによると「お胸クライミング」が行われたのは、2015年5月3日のこと。湖南省常徳市のある美容整形クリニック主催のイベントだったようだ。その会場にはなんと……ババーンと10メートル級のお胸が!! と言っても、本物のお胸ではなく、大きくお胸がプリントされた壁だ。この壁をのぼる。これが「お胸クライミング」なのである。
・110人が参加! 数千人が見物の大盛況
両胸には下から上に向かって、いくつか突起がついており、挑戦者はこの突起を頼りに上へ上へとのぼっていくのである。ルートや到達点によって賞金がもらえる。周囲のキャッチコピーから豊胸手術やクリニックの宣伝イベントであることは見てとれるだろう。
このイベントには110人が参加。さらに見物客が数千人集まったそうだ。となれば、イベントとしては大成功!! ……が、しかーし!! この様子がニュースになると、ネット上で物議を醸したのである。
・ネットユーザーからは批判の声
「やっちゃいけないボーダーを越えてしまった」
「これはヒドイ」
「女性に対する侮辱だわ」
「何が面白いのかサッパリわからないよ」
「この社会は病気だ!」
などと、中国ネットユーザーからは批判の声が寄せられている。また、メディアもこぞって「低俗すぎる」と報じているのだ。
ちなみに4月にも別の都市でお胸クライミングが実施されていたよう。イベントを楽しんだ人もいる一方で、「子供に見せるのは気まずい」という声が出ていたのだが……。
それでも実施されたということは、炎上してもそれ以上のウマミがあったということだろうか?
参照元:中国新聞網、新華網、愛思徳整形(中国語)、Youku
執筆:沢井メグ
▼参加者は男女共にいたようである