いよいよ発売が開始されたアップルの「アップルウォッチ」。すでに手に入れたという人もいるかもしれない。購入を検討している人には、ぜひともお伝えしておきたいことがある。
これは当然ながらただの時計ではない。メールや地図を見たり、通話できたりするのだが、もっとも役立ちそうな機能として、スケッチやタップを相手に送ることができるのだ。また音声入力でメッセージアプリに言葉を送信することもできる。新しいコミュニケーションの可能性を示しているのである。
・新しいコミュニケーションツールとして
したがって、アップルウォッチはひとりで使っていても、そこまで楽しくないかもしれない。コミュニケーションツールとして生かさなければ、iPhoneで事足りる機能しかないわけである。できれば、友達と一緒にアップルウォッチを楽しんだ方が良さそうである。
・友達を登録しよう
もしも友達が持っていた場合、iPhoneのアップルウォッチアプリで、友達を追加しよう。アプリの「友達」を選択して「友達を追加」から連絡先を呼び出して登録を行う。
登録が完了したら、アップルウォッチのサイドボタンを押すと、登録された友達が表示される。続けてその友達をタップすると、アップルウォッチ画面下左端に電話、右端にメッセージ、中央に「指」のアイコンが現れるので、これをさらにタップする。
・スケッチ、タップ、ハートビート
すると真っ暗な画面が表示されるので、そこに指で落書きをすればスケッチを送信することができる。画面上をタップすると、そのタップした振動が相手の端末に送られることになる。そして2本指を画面上に置けば、ハートビート(鼓動)がハートのイラストと共に相手に送信されるのである。
・アニメーションを送信
スケッチはただ絵が送られるわけではなく、筆跡がアニメーションになって、相手のアップルウォッチ画面に表示されることになる。タップの場合は、画面上にまるで水滴が落ちたかのような波紋になって、振動と共に伝わる。
・ハートビートの使い道は……
この機能は、たとえば待ち合わせの場面で役立つのではないだろうか。「建物の入り口まで来たら出てきて」というようなシーンで、互いにアップルウォッチを使用していれば、入り口に到着したときにタップを合図に相手に出てきてもらうこともできるだろう。ハートビートに関しては、用途が思い浮かばないのだが、今までにないコミュニケーションの形であることには違いない。
・オーディオかテキスト
ちなみにメッセージを送ることも可能だ。アップルウォッチにキーボードはないのだが、音声入力で言葉を入れて、それをオーディオかテキストで送信することができる。またある程度の定型文が用意されているので、混雑した電車のなかなどで活用できそうだ。
・ぼっちは……
とりあえずアップルウォッチを購入したら、友達を登録して楽しむと良いだろう。今までにない関わり方ができるかもしれない。友達がいない人は……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.
▼アップルウォッチに友達を登録するには、iPhoneのアップルウォッチのアプリから「友達」を選択
▼次に「友達を追加」で、連絡先から登録する友達を選ぶ
▼アプリで登録が完了すると、アップルウォッチにも登録されている。友達はウォッチのサイドボタンで呼び出す。これはアップルウォッチのスクリーンショット
▼ウォッチで友達のアイコンをタップすると、画面下に電話とメッセージ、そして「指」のアイコンが表示される。指のアイコンをタップすると、スケッチやタップ、ハートビートが送信できる画面が表示される
▼スケッチは画面をなぞる。ハートビートは指を2本、画面上に置く。タップは画面上をタップする
▼画面をなぞってスケッチを描くと……
▼相手の画面に筆跡のアニメーションが表示される
▼指を2本置くと……
▼ハートのアニメと共に、振動が送られる
▼タップの場合は、波紋のアニメと振動
▼メッセージには定型文が用意されている。通話できないときに便利
▼音声入力で言葉を送ることも可能。ウォッチに向かって話すと……
▼オーディオかテキスト、いずれかで送信できる
▼テキストで送った場合はこんな感じ