2015年3月14日、ついに東京駅から金沢・富山間の北陸新幹線が開通する。東京駅から金沢駅までにかかる時間は、なんとたったの2時間28分。富山駅までは2時間8分! 新幹線の席に座っているだけで到着するのだ。これはもう行くしかない!
だが、はたして本当に新幹線がベストな交通手段なのだろうか? たぶん違う。これまでにもロケットニュース24編集部記者たちが、各自なりの「東京 → 金沢」の行き方を紹介してきたが、私(筆者)がオススメするのはマイカーでの旅である。
・980円の軽自動車で行ってみた!
私のマイカーといえば、980円で購入した軽自動車「三菱ミニカ」であるが、愛情を込めた改造を重ねるごとに、ミニカ自身も「ガンガン走れるよ!」と、グングン調子が良くなってきた。どんなに長距離であろうと、ミニカと一緒に走りたい!
ということで2014年2月某日の深夜1時ごろ、iPhoneアプリ「Google Maps」の目的地に、金沢の小松空港近くにある「松井秀喜ベースボールミュージアム」をセットして、真夜中1時ごろに東京・世田谷区から出発。めざせGOGOゴジラ松井くん!
・東京〜埼玉〜群馬〜長野〜新潟〜富山〜石川
Google様が提示したコースは3種類あったが、私が選んだのは長野経由の「上信越自動車道〜北陸自動車道」コース。関越自動車道〜上信越自動車道〜北陸自動車道を使う行き方で、通過する県は東京〜埼玉〜群馬〜長野〜新潟〜富山〜石川となる。
想定される移動距離は499kmで、かかる時間は5時間33分予想。時速499kmで走れば1時間で到着だ。さすがにぶっ通しで走るのは危険なので、休憩や仮眠の時間も入れて、7時間ほどあれば到着するだろう……と思っていた。だがしかし、だがしかし!
グングン標高が高くなっていく長野〜新潟あたりで徐々に失速。なぜなら雨が降ったり小雪が舞ったり……と、なかなかスピードが出しにくい状況になったからだ。それに加えて道も真っ暗。ヘッドライトを明るいタイプに交換しておいて本当に助かった。
・陸路移動してます感
石川県に近づくにつれ、天気も徐々に回復し、気温もポカポカと温かくなっていった。クルマを使っての陸路移動は、こうした “その場所の空気” を感じられるのが最高だ。「陸路移動してます感」がハンパない。雲の下をくぐりぬけ、青空目指してひた走る。かたくなに空路を使おうとしなかったバックパッカー時代を思い出した。
結果的に、松井秀喜ベースボールミュージアムに到着したのは午前11時チョイ前。その間、和才記者が小松空港に到着したとの一報が入ったので、和才ピックアップのため空港へ。10分ほどで到着すると、そこには疲れきった和才がいた。彼がどんなルートを使って金沢を目指したのかは、さきほどアップされた彼の記事を参照しよう。
・約11時間で目的地に到達!
ずっと1人だったミニカの車内に和才を加えて、一気に金沢市内へGOGOゴジラ松井くん。そして、ほか4人の記者が待つ金沢市内の集合場所に到着したのは12時23分。結果、出発してからいろいろやりつつ、約11時間で目的地に到達することに成功した。
総走行距離は535.9Km。ガス代を含む高速代は、軽自動車割引&深夜割引などもあって合計1万2460円だった。1人だったら割高になるが、もしも2人で行けば金額は半分、4人だったら一人あたま3000円チョイとなる。運転も交代できるので何かと楽。もしもクルマで金沢に行くなら、みんなでワイワイ行くのが良いかもしれない。
──ちなみに、感動すべき全員集合の瞬間、みんなに「おまたせ!(キリッ)」と声をかけると、まず返ってきたのは「ダ、ダセえッ!」「思ったよりダセえっ!!」と、ミニカちゃんのステッカードレスアップを初めて目の当たりにした感想だった。
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼東京〜金沢ノンストップ動画
▼ミニカトロンでいざ金沢へ!
▼まず立ち寄ったのは、夜行バスでも通る上里SAだ。
▼途中、まちがえて高速を降りてしまい、よくわからないところへ来てしまった
▼いろんなSAで休憩した
▼新潟に入ると、そこは雪の世界だった
▼曇り空の富山県も通過して……
▼石川県はポカポカ陽気!
▼和才と「海だーッ!」とハイになり、勢いあまって記念撮影
▼念願だった松井秀喜ベースボールミュージアムもバッチリ取材!
▼和才の合流シーンも収録!
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