天丼・カツ丼・親子丼。牛丼・豚丼・カレー丼と、世にメチャウマ丼は数あれど、忘れちゃいけないのが海鮮丼だ。よく考えると「温かいご飯に冷たい刺身」とは理にかなっていない気もするが、ウマいんだから仕方ない。料理においてはウマさが絶対なのだ。
そんな海鮮丼であるが、丼の中では高級な部類に入る。海産物の宝庫・北海道でさえ「え! こんなにすんの!?」と驚くこともしばしばの悩ましい丼である。だがしかし……! 東京は入谷に、「1050円で腹いっぱい食べられる海鮮丼」があるのでご紹介したい……。その店の名は『さいとう』という!
・行列は覚悟
『さいとう』は地下鉄日比谷線・入谷駅4番出口を出て1分ほどのところにある。お昼どきともなれば行列が当たり前の人気店なので、初めての人でも行列を目印にお店にたどり着けるだろう。
こちらのお店の名物は何といっても海鮮丼。850円の並の海鮮丼でもすごい迫力なのだが、200円プラスの海鮮丼(具の大盛り)は「マジかよ!」という圧倒的なボリューム。さらにはご飯の大盛りもおかわりも無料という、財布に優しすぎるお店なのだ。
・この日は15種類以上の具
今回は1050円の海鮮丼(具の大盛り)を注文したのだが……。マグロの中落ちを中心に・ハマチ・いくら・生えび・カニ・タコ・イカ・サーモン・カツオ・サバ・真鯛・ホタテ・ミル貝……と、さらには中トロと蒸しえびの握りまでついたお祭り状態! 先生、ご飯が見えません!!
しかも、刺身の1枚1枚が分厚い! こちらのお店には「少ない量をなるべく多く見せる」気などさらさらなく、なんなら乗りきらない刺身を丼に強引に押し込んでいる気配すら感じる……。これは丼の中にある海! もしくは丼の中に魚市場があるようなもんである!!
・味も間違いない
ご飯が見えないので、まずは刺身だけで食べ始めるが、味も間違いなし! 新鮮でプリプリの真鯛・脂の乗った鯖・ゴリゴリと歯ごたえを残すホタテなど、刺身は新鮮そのもの。一度に15種類以上の刺身を味わえるなんて、船盛りを注文したようなもんや!
ご飯が見え始めたら、わさび醤油をたらして再スタート。新鮮な刺身とほんのりと温もりを感じる程度の酢飯がウマい! 無我夢中で箸を動かし続け、食べ終えた頃にはお腹はもちろん、心まで満たされて店を後にしたのであった。
「同じくらいコスパのいい丼教えて!」と言われても、ちょっと思いつかないほど飛び抜けたコスパを誇る最強レベルの海鮮丼である。行列は必至だが、14時までに並べば必ず食べられるからから安心だ。気になる人お腹をペコペコにして出かけてみてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:さいとう
住所:東京都台東区下谷2-9-7
時間:ランチ 11:30~14:00 / ディナー 17:00~21:00
休日:日曜祝日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼行列は必至の人気店「さいとう」だ。
▼オススメは、海鮮丼(具の大盛り)だ。
▼味噌汁と小鉢までついて1050円! 1050円や!!
▼いくらがズドン!
▼いか・たこ・カニがズバババン!
▼真鯛・生えびがドカン!
▼なぜか握りも2貫!
▼ご飯が見えないので、刺身から食べ始める。刺身も厚切り!
▼マジで最強コスパの海鮮丼や! おなかペコペコにしてから食べてくれ!!