突然だが、みなさんは東京23区といえば何区を連想するだろう? というか、真っ先に「練馬ッ‼︎」と連想する人はいるのだろうか。聞くまでもない。恐らく皆無だ。なぜなら練馬区民ですら、東京ときいて真っ先にネリマッッと連想するほど華やかな都市でない事は、周知の事実だからである。
むしろ、地味。ひたすら、地味。場合によっては「それ、何県?」と言われてしまいかねない “練馬区”。そんな練馬ライフを、私(筆者)が育った光が丘エリアを中心に、あるある形式でご紹介したいと思う。
その01:大江戸線の始発駅なのが魅力の光が丘
その02:大江戸線は昔、都営12号線という名前で、光が丘〜練馬までのたった4駅区間のみの運行だったということを、みんな意外と知らない
その03:そんな、生まれ変わった都営12号線改、都営大江戸線は、大雪で交通システムが壊滅的に麻痺していてもピンピンしている
その04:光が丘の人口だけで約3万人いるらしい
その05:光が丘は、その名にふさわしい洗練された街だと自負している
その06:ライトヒルと呼ぶ人もいるらしい(以下、住民をライトヒルズ族と呼称)
その07:光が丘公園は都内有数の花見スポットでもあり、満開の桜は圧巻
その08:警察署、消防署、ゴミ処理場、郵便局、銀行、地下鉄、バスターミナル、図書館、体育館、UNIQLO……と、なんでもある。
その09:豊富な飲食店、ドラッグストア、100均、さらには、生活用品一式が揃う大型ショッピングセンター 通称光が丘IMA、UNIQLO……と、なんでもある。
その10:なのに、なぜかスタバがない!!
その11:光が丘IMAの地下にある大盛軒というラーメン屋は好きなメニューで盛り上がれる程、地域住民の胃袋を掴んで放さない
その12:光が丘で育った子供は大盛軒で育ったと言っても過言ではない
その13:ライトヒルズ族は思考・行動パターンが基本的に同じなのか、一定時間帯の飲食店は、どこもゲキ混み
その14:加えてチャリ移動が基本なので、駐輪場が足りない
その15:ヘタすると駐車場も足りない
その16:もはや住所は埼玉県和光市だが、近所の極楽湯という天然温泉スパは、露天風呂もあってまさに極楽。いわばライトヒルズ族の風呂場
その17:そう考えたら、飲食店が豊富な光が丘IMAはライトヒルズ族の台所
その18:ライトヒルズ族の贅沢といえば、東京飯店という焼肉屋さん
その19:その東京飯店の斜向かいにある、谷原のガスタンクが爆発しないかやや心配
その20:東京飯店に併設の、洗車コーナーの充実ッぷりがクセになる
その21:さらに併設の高級鰻屋 うなぎんは東京飯店以上の贅沢
その22:さらに併設の桃太郎すしは、回転寿司並みの手頃さで、テイクアウトもできて超便利
その23:どんな客層をターゲットにしているのか、そもそもなぜそこに建ったのか、地元民にも謎の存在である、ホテルカデンツァ光が丘
その24:近所の大泉にある東映アニメーションが誇り
その25:だからといって必ずしもオタクなわけではない
その26:東映撮影所も誇り
その27:運がいいと撮影中の戦隊ヒーローに遭遇できたりする
その28:でもうっかり「中の人」が見えてしまってちょっと微妙な空気に支配されるリスクもある
その29:ドラえもんの舞台は練馬区!
その30:自分の今いる場所が埼玉なのか練馬なのかわからないことがある
その31:広すぎて、同じ練馬区なのに行ったこともない地域がある
その32:それゆえ、20年以上住んでるのに練馬区の全容を掴めていない
その33:練馬に住むと、練馬以外に住めない
その34:こんなに住みやすいのに家賃が安い にもかかわらず新宿、池袋に比較的近いのは魅力的
その35:ディズニーランドが遠いのがたまにキズ
その36:かわりといってはナンだが、としまえんにチャリで行く
その37:成人式はとしまえんで行われるが、浦安市民のディズニーランドでの成人式との落差がちょっと泣ける
その38:なぜかプールに異様に力をいれてる小学校が多く、四泳法マスターはあたりまえな風潮に、カナヅチの転校生は泣く
その39:よってスイミングスクールが充実
その40:付近に駐屯地(練馬・朝霞)が2つもあるので、他国が攻めてきた場合、他の区より俄然安全だと信じている
その41:天気予報は東京よりも埼玉の方が当たる
その42:練馬は埼玉の熊谷的存在なため、最低気温と最高気温のロケ地としてよく光が丘公園が利用される
その43:時々、都心では降っていないヘンな雨に降られる
その44:練馬ナンバーがダサいことくらい百も承知だが、いざ他区のヤツにダサいと言われると腹が立つ
その45:実は愛区心が強い
その46:そんな自分の愛区心に苦笑い
その47:なぜだかよくわからない板橋区へのライバル意識
その48:「練馬ってその昔板橋区から独立したんじゃなかったっけ?」←このような発言は聞き捨てならない
その49:練馬というと、真っ先に練馬大根と言われる
その50:住宅地の、ふとした場所に畑がある
その51:一面ガッツリ畑なエリアもある
その52:練馬大根といいつつも畑はキャベツだらけ
その53:ここは東京だ……と、なぜか自分に言い聞かせる時がある
その54:テレビで練馬区が映ると「オォッ!」となる
その55:東京だが芸能人はほとんど見かけない
その56:都市部に住んでる友人が遊びに来ると、決まって「いい街だね〜」といわれ、魅力を熱烈にアピールしてしまう
その57:が、リアクションから越したいレベルではないのがなんとなく伝わってくる
その58:それで、いい。
その59:港区や江東区のタワーマンションに憧れる
その60:でもやっぱり練馬が好き
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.
▼始発駅!行きは並べば座れて帰りは寝過ごしても平気
▼ライトヒルズ族の沐浴場、極楽湯
▼ライトヒルズ族の贅沢、東京飯店 水曜はナント半額!!
▼食べてる間に洗車もバッチリ‼︎
▼爆発は……しないよね。谷原のガスタンク
▼謎の存在。でも泊まってみたい。ホテルカデンツァ光が丘
▼練馬の誇り!東映アニメーション
▼元祖銀幕!東映撮影所
▼最高・最低気温を更新すると、光が丘公園の大体この辺が映る
▼ユニクロは必須ッ‼︎広〜いノダ!
▼ここのメシで育った子供たちは立派に社会に巣立ってます。ライトヒルズの台所、大盛軒ッッ‼︎