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先日、スコットランドでサビ柄のオス猫が発見され、「3万〜4万匹に1匹の超レアニャンコ」と話題となった。今回、ある意味それを上回る衝撃的な色をした猫が、ブルガリアで見つかったという

その猫の色は「エメラルドグリーン」。その様子は動画「Bulgaria: Mysterious GREEN CAT baffles Varna residents」で確認できる。現地では、このとんでもなくケミカルカラーな猫の出現が、「一体なぜ!?」と、大変な物議を醸しているという。

・ブルガリアで見つかった「エメラルドグリーンの猫」

「エメラルドグリーンの猫」が見つかったのは、ブルガリアのヴァルナ市。「夏の首都」とも呼ばれる黒海に面したリゾート地だ。まずは、猫の画像を見てみよう。……!! これは確かに絵の具のように鮮やかなエメラルドグリーンだ! 

・画像加工ではない

あまりにもあまりな色。キジトラ猫の画像をPhotoshopで加工したかのようにも見えるが、動画を確認すると、緑色の猫が動く様子が収められており、画像加工ではないことがわかる。エメラルドグリーンの猫は、確かに存在しているのだ。

・人間による虐待?

原因はわからないが、このミステリアスでケミカルな色は、生まれもった毛色でないことは、誰の目にも明らかだろう。この猫の存在は、大きな注目を浴び、「人間による虐待だ!」と、犯人探しをするFacebookコミュニティも現れたそうだ。

一方、地元メディアは、猫が無人の倉庫に入り込み、誤って塗料をかぶってしまったのではないか、と見ているという。

・地元の獣医「今すぐ、健康に害があるわけではなさそう」

虐待か、事故か……原因追及も大切だが、いま最も気になるのは、何らかの事情でエメラルドグリーンに染まってしまった猫の健康状態である。皮膚病になったり、塗料を舐めて病気になったりしてしまわないだろうか……。

この点について、ドイツ拠点のニュースエージェンシー『Ruptly TV』が公開した動画によると、地元獣医師が「今すぐ、健康に害があるわけではなさそうだ」と話しているそうだ。

獣医が、塗装業者に確認したところ、猫をあんなに均一に塗ることはほぼ不可能という回答を得たという。加えて、獣医から見て、エメラルドグリーン猫の毛並みはフワフワして健康そのものに見えるとのことである。

・食用や医薬品用の着色料?

「画像を見る限り、食用や医薬品用の着色料をかぶってしまったと見られ、ただちに命の危険はなさそうだ」と、いうのが獣医の意見だ。ただし、それも画像を見る限り、の話。アレルギーや、その他の悪影響の可能性は除外できないのだという。

この猫のことは、地元住民も心配し、動物病院に連れて行こうという動きもあるそう。1日も早く獣医にかかれることを願うばかりである。

参照元:Komo News(英語)、YouTube [1][2]
執筆:沢井メグ