人にはそれぞれ好みがある。好きなものがあり、嫌いなものがあり、そして、誰が何と言おうと譲れないものがあるはずだ。そのこだわりが大きかろうが、小さかろうが、問題ない。とにかく「自分が納得するかしないか」なのだ。
ということで、今回は海外のサイトで発表された「これだけは譲れない! 俺が、私が、正しいと信じていること」を紹介したい。しかし、どんなことも絶対とは言い切れないので、主張と同時に「反論意見」も一緒に述べられている。なかなか一般的なテーマが挙げられており、みんな色々な考えを抱いているようだ。
その1:宇宙人は絶対にいる
俺は宇宙人は絶対にいると思っている。でも、宇宙人が一般的な存在なら、なぜ宇宙人は未だに地球人と接触していないか? なぜ証拠が見つかっていないのか? という疑問が残る。
その2:肉食文化について
私はお肉を食べるのが大好きで、肉食を守っていきたいと思っています。しかし、多くの人が「動物への虐待はいけないこと」だと認識しながらも、ハンバーガーを食べたりしている。このことについて、もっと突っ込んだ議論がなされてもいいはずです。
その3:良いところは誰でもある
人間には、良いところが必ずあると信じています。嫌な部分があるのも確かですが。
その4:大麻を合法に
大麻は合法になるべきだと思う。でも、確かに負の側面がたくさんあることも認めなければならない。例えば、大麻常用者が自殺を試みる確率はそうでない人に比べて7倍高かったり、大麻の乱用によって脳の機能が著しく低下するなどの研究結果もある。
その5:自由市場資本主義は諸刃の剣
自由市場資本主義は、人間の一番悪い面を引き出してしまうシステムであり、今の世界が直面する様々な大問題の元凶になっていると思う。
しかし、ネットで世界の出来事を一瞬にして知り、地球の裏側の食材を楽しんだりと、私たちの生活をうるおしてくれる良い面もたくさんある。変えるべきだと分かりつつも、代替方法が思いつかないんだ。
その6:アメリカの医療制度
アメリカ政府は、イギリスや日本と同じく国民皆保険(こくみんかいほけん)を適用すべきだと思っている。これによって、国民への医療サービスの質も向上し、医療費だって安くなるだろう。しかし、政府の負担が増えるとは思う。
その7:神は存在しない
私はどんな宗教も信じておらず、神はいないと考えてる。しかし、恐ろしい、不愉快な現実を直視するか、自分が理想とする話(宗教)を信じるかは、人それぞれだと思っている。私は、どんなに厳しくても現実を受け入れる方を選んでいるが、生きるのが困難で何か支えとなるもの(宗教)を必要とする人々の気持ちは分かる。
その8:神は存在する
私はキリスト教を信仰しており、神の存在を信じています。しかし、神の存在を証明することは不可能だということも分かっています。ただ、私の信仰心は、実際に起きたことに支えられている訳ではないのです。
科学と宗教が、互いに相容れない存在であるのは当然のことです。なぜなら、この2つは1つの世界を別々の観点から眺めているのですから。科学は「どんなふうに」、宗教は「なぜ」という立場から答えを探そうとしているように思います。なので、科学的な問いに宗教を混ぜ込んで答えようとする信者には、ウンザリしてしまいます。
その9:私の人生には意味がない
私の人生には意味がない。生き物はただの遺伝子の乗り物で、次の世代を築くことだけが使命だと思っている。でも私は、子供が欲しくない。ただ、会社に行って、帰ってきて、寝て、また会社に行くルーティンを日々繰り返すだけだ。そしてある年齢に達したら、リタイアする。
何にも楽しみが見いだせず、ただ時間をやり過ごしている。そんな私の人生には意味がない。確かに、子供を作らなくても社会に貢献して、与えられた自由をありがたく享受すればいいということも頭では分かっている。しかし、そうは感じられないんだ。
その10:投票には行かない
「投票に行かなければいけない」ことは分かっている。でも、まずは候補者について色々と調べなければならない。そして、自分の立場や価値観を考慮して、投票すべき候補者を選ぶ。そうするのが理想なのだろう。でも僕はそんなことしない。
みんな、こんな手間のかかったことをしているとは思えない。ただなんとなく、よさそうな候補者に投票しているだけなのではないか? しかも政治家は嘘をつく。マニフェストが守られないことも多い。政治家も投票者もお互いさまで、システム自体を変える必要があると思っている。