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ロシアで起きたある出来事が、今世界中の人々の心を打っている。そう聞くと、「ウソだろ!」と思う人がいるかもしれない。ロシアといえば、言うまでもなく “おそロシア”。本サイトで過去に幾度となく取り上げてきた通り、常識では考えられない事件が起こりまくっている国だからだ。

だが今回紹介するロシアのニュースは、今までのように “おそロシア” なものではない。体がブルっと震えるのではく、むしろ心が震えるもの。内容を簡単に言うと……ロシア版「忠犬ハチ公」である! そのストーリーがまた……涙腺崩壊もの。海外サイトが伝えている概要は、以下の通りだ。

・飼い主が入院している病院に毎日通う犬

物語の舞台はロシアのシベリア。よりにもよって、ロシアの中で最もおそロシアな場所とも言える、あのシベリアだ。

ロシアの忠犬ハチ公は、「マーシャ」という。マーシャは、約2年前からシベリアにある病院に通っている。というのも、その病院にはマーシャの飼い主が入院していたから。

まるでお見舞いにでも行くかのように、マーシャは自宅から病院までの数キロの道のりを毎日欠かすことなく通い続けているという。朝にやって来て、夜は帰って飼い主の家の番をしていたというから、マーシャの体力的な負担は相当大きかっただろう。ちなみに、飼い主にとっては、マーシャが唯一の “訪問者” だったそうだ。

・1年前に飼い主が他界

そして今も毎朝病院にやってくるマーシャだが……その病院に、もう飼い主はいない。なぜなら、約1年前にこの世を去ってしまったから。……つまりマーシャは、飼い主が亡くなっているにもかかわらず、今も病院で飼い主を待っているのだ。

そんなマーシャを見かねたのか、亡くなった飼い主の遺族が、マーシャを引き取ろうとしたらしい。しかし結局マーシャは逃げ出し、すぐに病院に戻って来たのだとか。

・病院に戻ってくるマーシャ

果たしてマーシャは、飼い主の死を理解しているのだろうか? それとも理解はしているが受け入れられないのだろうか? もしくは「いつか飼い主が現れるはず」と希望を持ち続けているのだろうか? 

それは分からない。だが、1つほぼ確実なことは、恐らくマーシャは明日も病院に通い、飼い主を待ち続けるということだ。

参照元:YouTube(ロシア語)、The Siberian TimesODDITYCENTRAL(英語)

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▼こちらがマーシャだ
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