温泉街として知られる神奈川県は湯河原(ゆがわら)。宿泊せずに日帰りでも温泉を堪能できるアクセスの良さで有名だ。つい先日のこと。湯河原に行った知人から、「湯河原みかんのジャム」なるお土産をいただいた。いかにも手作り風でウマそう!
聞けば泊まった旅館で売られていたそうで、材料のみかんも湯河原で収穫されたものだけを利用しているという。いいねいいねー! というわけで、湯河原で売れ筋だという「湯河原みかんのジャム」を食べてみたのでご報告したい。
・自然派ジャム
「湯河原みかんのジャム」を製造しているのは『手作りジャム工房 やまげん』である。保存料・着色料・香料などの添加物は一切使用しない自然派のジャムで、その種類も、いちご・ブルーベリー・ラズベリー・あまなつマーマレードと豊富に取り揃えられている。
・旅館のおかみたちプロデュースのジャム
「湯河原みかんのジャム」もその1種類ではあるのだが、一般の商品とは少々事情が違うようだ。旅館のおかみたちで構成される『湯河原温泉おかみの会』が湯河原を盛り上げようと作られたのが「湯河原みかんのジャム」で、ざっくりいうと、旅館のおかみたちプロデュースのジャムなのだ。
・かなりこだわってる
こだわりはかなりのもので、原料のハチミツも湯河原のみかんから取り出したものを使用しているという。そうして試作に試作を重ねようやく完成したのが「湯河原みかんのジャム」だというのだ……。むむ! ならばガチ舌を持つ私(筆者)が試してみようではないか! パンもジャムも大好きでっせ!!
・食べてみると……
さっそくパンにつけて食べてみる……。トロッとした食感がいいね! 当たり前だがみかんの存在感も強い! ハチミツの甘さもしつこくなくてイイ! ウマい!! のだが……。何なのだろう、このモヤッとした気持ち……何か違う、何か物足りない……! そしてようやく気が付いた!!
・苦みがない
37年間、柑橘系のジャムといえば『マーマレード』しか食べたことがない私は、 “苦み” がないことに脳が違和感を覚えていたのだ。単体で「湯河原みかんのジャム」は文句なくウマい。しかし脳に少しでも『マーマレードの残像』が残っていると物足りなさを感じてしまうハズだ。
「湯河原みかんのジャム」を食べるときは、マーマレードだと思って食べてはいけない。全く新しいジャンルのジャムだと思って食べた方がいいだろう。希望小売価格は500円。優しい味わいだから、興味がある人はぜひ試してみてほしい。
参考リンク:手作りジャム工房「やまげん」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼「おかみの会」プロデュースのこだわりのジャムだ。
▼鮮やかなみかん色!
▼トロットロでっせ!
▼味自体は文句なくウマい! のだが……!!
▼マーマレードだと思って食べるとマジ混乱する!
▼湯河原に足を運んだらぜひどうぞ!