油で揚げたサツマイモに蜜を絡めた料理、それが「大学いも」だ。秋に旬を迎えるサツマイモを使った大学いもはメチャウマなのだが、大学いものポテンシャルを甘く見ている人が多いのではないだろうか?
大学いもラバーとしては「ウマいのはわかるけど、そこまで……ねぇ?」みたいに扱われている現状に納得がいかない! だがそんな人にこそ食べてほしい大学いもが存在する……。それが東京は浅草に店を構える『千葉屋』の大学いもだ! 私(筆者)が日本一ウマいと思う大学いもであるッ!!
・サツマイモ一筋の老舗
千葉屋は浅草の言問(こととい)通り沿いにある。浅草寺の裏手、観音通りと呼ばれるエリアだ。創業から約60年、メニューは “大学いも・切り揚げ・ふかしいも” の3種類のみという、まさにサツマイモ一筋の老舗である。
千葉屋はテイクアウト専門店なので、今回は「大学いも」と「切り揚げ」を購入した。切り揚げとは、薄くスライスしたサツマイモを揚げて蜜に絡めたもので、“サツマイモチップス” という表現がピッタリかもしれない。それぞれ400グラム740円で販売している。
・出来立ては格別
受け取るとまだぬくぬくと温かいので、ダッシュで家に持ち帰った。牛乳をお供に、まずは大学いもから食べてみることに……。ウマい。マジでウマい……! ウマいしか言えないくらいウマいのだ。やはり出来立ては格別で、ホクホクしたイモの食感は最高。
詳しくは画像を確認してほしいが、大学いもにありがちなゴワツキが全くないのだ。中はしっとりというかねっとり、蜜の香ばしさがハンパない。そう、蜜はもちろん甘いのだが香ばしい蜜なのだ。これがメチャメチャ後を引く……! 牛乳を飲んだら口は完全にリセットされ、もう手は止められない……!!
・手が止められない
切り揚げもウマい。カリカリ・パキパキ・ポキンポキンとハードな歯ごたえがクセになる切り揚げは、大学いも以上に手が止まらない。ヤバい、マジでヤバい。ぶっちゃけ、炭水化物と糖のかたまりだ。わかってる、わかっちゃいるが……! 自分では制御不能なほどウマい!!
言うまでもなく、ダイエット中の人にはオススメしない。「1個だけ食べてみたい!」などと甘っちょろいことを言っている人にもオススメできない。どうせ1個じゃ止まらないのだ。そう、千葉屋の「大学いも」と「切り揚げ」は、覚悟を持った人間のみが食べることを許される “魔性の大学いも” なのだッ!!
大学いもを購入したら、なるべく早く食べてほしい。時間を置くと若干ゴワツキが出てきてしまうぞ。また、切り揚げは売切れていることが多いから、切り揚げ目当ての場合は早めに行ってみよう。食欲の秋、覚悟ある人だけ浅草の千葉屋へGOだ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 千葉屋
住所 東京都台東区浅草3-9-10
時間 月~土 10:00~18:00 / 日・祝 10:00~17:00
休日 火曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼浅草の千葉屋だ。
▼大学いも、切り揚げ、ふかしイモの3種類のみ販売。
▼こちらが大学いもと切り揚げ! それぞれ400グラムずつ。
▼まずは大学いもから。
▼もうウマそうでしょ?
▼ツヤツヤ! 蜜が香ばウマい!!
▼中のしっとり具合を見よ!
▼そして切り揚げ。
▼ハードな噛みごたえがクセになる!
▼マジで手が止まらないから、覚悟ある人だけ食べてみよう。