いつまで経ってもフィッシング詐欺の類いはなくなることがない。迷惑メール評論家のGO羽鳥が繰り返し注意を促しているように、この世から迷惑メールがなくなる日がくることはないのだろうか?
最近、新たに「Facebookなりすましメール」が記者(私)の元に届いたので紹介しよう。今回のメールはかなり日本語が片言なので簡単に見破ることができたのだが、毎回こうではないので皆さんも十分に注意してほしい。
・記者の元に届いたなりすましメール
「お。友達申請があり.ます あな.たへお友達申請が1件届.いています。確認し、て連絡を差し・上げて.くだ、さい。友.達。申.請を→承諾する」(なりすましメールより引用)
・不自然な文面
どう見ても怪しい。メールの文章はそこまでおかしな感じはしないのだが、句点や句読点、ナカグロやピリオドなどがかなり奇妙な位置に入っている。とくに「友.達。申.請を」は不自然極まりないのである。
・送信者はFacebookではない
こんな文章、タイピングするだけでも面倒臭い。送信者の名義は「Facebook」となっているのだが、送信アドレスを確認するとFacebookでないことが明らかだ。このようなメールは「なりすまし」である危険性が高いので、絶対にリンクを押してはダメ。
なお、GO羽鳥によると「その意味のないピリオドとかは、毎度おなじみの “迷惑メールフィルタを回避するため” に書かれている句読点だ。俺は『迷惑なホクロ』と呼んでいる」とのこと。それにしても、迷惑メールとの戦いはまだまだ続くのか……。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼送信者のアドレスがFacebookではない