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10月も半ばに入り街はハロウィン商戦で活気づいている。そのうちすぐにクリスマスムード一色になるに違いない。そんななか不二家のクリスマスケーキに注目が集まっている。

不二家では早くもホームページに特集ページを用意して、クリスマスケーキの紹介をしているのだが、ネットユーザーの間でひとつの商品が話題を呼んでいるのだ。その商品ページを見ると、たしかに気を引く文言が掲載されている。これはなかなかファンタジックな文章ではないだろうか……。

・不二家のクリスマスケーキに記載されていた、印象的な一文

「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りた、その瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~」(不二家公式ページより引用)

・想像力をかき立てる

かなりポエトリックな文章である。天使が舞い降りた瞬間のようなショコラムース、そのムースがベリーとドキドキする関係を築いているということらしい。フクザツでドキドキとはどんな関係なのだろうか? やはりイケない関係性にあるというのか。生まれたての天使なのに、フクザツな関係とはなかなか早熟。やり手の天使が舞い降りた瞬間と読み解くこともできるだろう。

・これって商品名?

かなり想像力を膨らませられる名文なのだが、これを商品名だと思ってしまうネットユーザーが続出している。Twitter上では注文方法について、いろいろな妄想発言が飛び出している。

・ネットユーザーの声

「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りたその瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~食べたいです」
「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りた その瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~はキャンセルでお願いします」
「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りた、その瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~ください」
「この「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りたその瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~」を4ホールください」
「客「すみません…生まれたての雪に1人の天使が舞い降りた その瞬間のようなホワイトショコラのムース ~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~一つください」
「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りたその瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~って注文する方も恥ずかしい」
「『生まれたての雪に1人の天使が舞い降りた、その瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~』 頼みたくねぇww」

・無理に略さないと覚えられない

さすがに商品名にしては長すぎる。店頭で頼むときに、メモでもしていない限り、絶対に言い間違えてしまうだろう。もしくは自分なりに省略して、「生まれたての関係、ください」、「天使がフクザツでドキドキのヤツ、ひとつください」などというしかない。

・本当の商品名は……

しかし安心してほしい。これは商品名ではない。商品説明だ。ちょっと力の入りすぎた商品説明にすぎない。ホームページによると、正しい商品の名前は「ホワイトショコラのムース」である。したがって、無理して覚える必要はないのでご安心を。

まるでサブタイトルのような商品説明が、かなりネット上でウケている。これならいっそ、商品名を「生まれたての雪に1人の天使が舞い降りたその瞬間のようなホワイトショコラのムース~甘酸っぱいベリーとの、フクザツでドキドキする関係~」にしてしまっても良いのではないだろうか。不二家さんには前向きに検討して頂きたい。

参照元:不二家
執筆:佐藤英典

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