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以前の記事で、コストパフォーマンスが最高に優れている立ち喰い焼肉「治郎丸」についてご紹介した。そのお店は肉の好きな部位を1枚ずつオーダーできる、画期的な提供方法を採用している。小食だけどいろいろな部位を食べたいという人にぴったりのお店だ。

治郎丸は2014年7月末にオープンしたばかりの新店舗なのだが、その並びの「炭火焼鳥 須田商店」もまた新しいお店である。ここでちょっと変わった鶏カツを提供していることが判明した。お昼時に店前に出してあるメニューを見ると、鶏カツの定食にカッコ書きで「半生」と書いてあるではないか! 鶏カツの半生!? 妙に興味をそそられて早速食べてみることに。

・相撲甚句が心地いい

実はこのお店と治郎丸は姉妹店である。治郎丸の焼肉のクオリティを考えると、姉妹店の須田商店も信頼して良さそうである。ということで、2Fへと上がる階段を上って、お店に入った。和風の店作りが施された店内。BGMは相撲甚句が流れている。これがなかなか心地よくて、お店にいるだけで気持ちが和む。

・夜営業がメイン

店先で見かけたメニューの半生鶏カツの定食を早速オーダー。週末の昼を過ぎた時刻ではあったが、店内はそれほど込み合っていない。ここも治郎丸同様に、まだあまり知られていないようである。もしかしたら、夜の営業がメインなのかもしれない。とにかく、店内は相撲甚句がかかっているのもあって、かなりゆったりとしていた。

・カツがデカい!

待つこと約10分、ようやく鶏カツとご対面。カツは想像以上に分厚くデカい。これが一人前となると、女性では完食が厳しいかも。少なくとも定食でついてくるご飯とみそ汁を平らげるのは難しいのではないだろうか。かなりのボリュームである。

・中はレア状態

店先に書かれていたように、カツは半生である。厳密にいうなら、半分も火が入っていないので、中は完全にレアの状態だ。しかし衣はきちんと揚っており、箸で持った感触からサックリとした食感を容易にイメージできる。実際に食べてみると、ファーストインパクトはサクサクとした歯ごたえ。そしてその向こう側に、レア肉の柔らかい感触を味わうことができた。

・ソースで味に奥行き

表は衣がしっかり揚った鶏カツ、中身は柔らかな鶏刺し。1度に2つの味を楽しめるユニークな一品である。そのまま食べてもおいしいのだが、テーブルに置かれたソースをかけると、さらに味の奥行が広がる。このソースは酸味を利かせており、その匂いだけでご飯が食えそうなほど芳しい。これをたっぷりにカツにかけると、肉の旨みが倍、いや倍以上に増幅されたように感じられた。

半生鶏カツを未経験という方は、チェックして頂きたい。無類の鶏好きを自負する人であれば、新しい鶏の魅力を発見できるかもしれないぞ!

・今回紹介した店舗の情報

店名:炭火焼鳥 須田商店
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-26-3 2F
定休日:なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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