前回のブラジルW杯レポート第2回で、私がブラジル入国直後、何人かのブラジル人に助けられたエピソードを取り上げた。今回は、私がチケットを入手する際に大変お世話になったレシフェ在住のエンジニア、カーロスさんイチオシのお店に行ってきたので、紹介しよう。
と言っても、ただのグルメレポートではない。近くに座っていたブラジル人から、日本へのエールを込めたメッセージをもらったので、それも併せて紹介したい。
カーロスさんオススメのお店とは、レシフェ市のボア・ボアージェン地区にある『ポンテイオ シュハスカリア』だ。カーロスさんいわく「肉が好きなら絶対に満足するお店」「シュラスコを味わうならココ」とのことだ。
実際に行ってみると、レンガ作りの外観で、なかなか大きなお店である。一見、高級店のように見えるが、敷居が高いという程でもなければ、ドレスコードがあるような類いの店でもない。現に、ユニフォームにハーフパンツ姿の人も多かった。
ワールドカップ期間中ということもあり、店内の巨大なテレビではサッカー中継が放送されており、多くの人が試合を見ながら食事をしていたぞ。
・シュラスコもサラダも食べ放題
多くのシュラスコ店と同じく、この店もスタッフが各テーブルを回り、肉を切り分けてくれる。様々な部位の肉を持ったスタッフがやって来るので、見て自分が食べたいものだけを頼めばいい。サラダ等はバイキング形式。時期によっても異なるかもしれないが、私が行った時には寿司も食べ放題だった。
・シンプルだがしっかりとした味
シュラスコと言えば、肉に岩塩をかけてグリルしたシンプルな料理だ。今回こちらで食べたシュラスコは、岩塩がしっかり効いているためか、味はどちらかというと濃い印象。と言っても、決して食べにくいほどではない。なんともジューシーなシュラスコである。私にとっては「時間が許せば何度でも行きたい」と思ったお店であった。
店の人に聞くと、価格は曜日やシーズンによっても異なるようだが、食べ放題のみなら2000円〜3000円をみておけばいいだろう。ドリンクとデザートは別料金である。
そして、そんなレストランを私が訪れた時に経験した、あるエピソードを紹介しよう。
・ブラジル人女性からメッセージメモをもらう
私が食事をしていると、近くの席に座っていたブラジル人グループの女性が近づいて来て、「ジャポン? ジャポン?」と聞いてきたのだ。そうだと言うと、「ジャポン、●■▲○□△〜」と話しかけてくれた。ポルトガル語のため正確には分からないが、表情や仕草から「日本を応援しているぞ!」という意味だろう。
と、ここまでは、わずかなブラジル滞在期間中に、私が何度も体験したことである。恐らく現地に入っている多くの日本人が、同じような経験をしたに違いない。だが、その女性は、声をかけてくれるだけではなかった。
彼女たちのグループが帰る時、その女性が近づいてきて、私のテーブルの上にサッとメモを置いたのだ。そのメモには、「日本頑張れ! 日本最高」というニュアンスのメッセージが! 私が見上げると、彼女はニコッと笑みを浮かべ、そのまま去っていった。
メッセージの内容といい、渡し方といい、何より彼女のスマイルといい、その全てにほっこりしたのは言うまでもない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 Ponteio Churrascaria(ポンテイオ シュハスカリア)
住所 138-Boa Viagem, Recife, Brazil
時間 12:00~24:00
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼様々な部位の肉を食べ放題!
▼サラダだけではなく、エビや貝類等も取り放題である
▼こちらが渡してくれたメモ