2014年6月12日(日本時間13日)、ブラジルW杯が開幕。開幕戦ではブラジル代表がクロアチア代表を3−1で下し、自国開催で白星発進と好スタートを切った。そんな中、話題になっているのが「PKの判定」だ。
この試合を裁いたのは、日本の西村雄一主審。賛否両論が噴出している場面は1−1で迎えた後半25分、ブラジルがクロアチアのペナルティーエリア内に攻め込んだシーンである。
・ブラジルに与えられたPK
FW フレッジ選手(ブラジル)がペナルティーエリア内で倒れると、西村主審は DF デヤン・ロブレン選手(クロアチア)のファウルと判定。イエローカードを提示し、ブラジルに PK を与えた。
・この判定に疑惑の声
ところが、この判定に対し「フレッジ選手による “審判の目を欺く行為” であり、西村主審の誤審ではないか」と、疑惑の声があがっているのだ。しかし、動画でよく見てみるとロブレン選手がフレッジ選手の肩に手をかけ、上半身を押さえつけていることも確認できる。
・PK判定に対するネットユーザーの反応
「あれは厳しい」
「この判定微妙やな」
「微妙だけど、肩は掴んでるよな… 」
「確かに倒れるのはオーバージェスチャーかな。でも、たしかに腕をつかんでるね。」
「ブラジルの選手のオーバーアクションと思う。点に絡む場面でもないしクロアチアは不運だったね。」
「シュートモーションに入っている時にDFが肩を押さえて倒されてPK 微妙だけど… 主審がジャッジしたなら何言っても変わらない」
「朝のブラジル戦の西村主審の笛は的確だったと思うけどな。pkに関しても、その他に関しても、ホームチームに有利に働いていたとは思えない。審判は大変だな〜。」
……といったように賛否両論。厳しい判定だというコメントがある一方で、西村主審は正当な判定を下したという声も見られた。
動画で確認するとさまざまなことが見えてくるが、西村主審はすべてを一瞬で判断しなければいけない。この試合、ネイマール選手に反スポーツ的行為としてイエローカードを提示したシーンを見ても冷静にジャッジを下していたのではないだろうか。
判断が難しいシーンであったことは間違いないが、西村主審は公平に試合を裁いた。問題のシーンに対する批判は西村主審ではなく、オーバーリアクションとも見ることができるフレッジ選手にいくべきだろう。
▼確かに判断が難しいシーンだ
https://www.youtube.com/watch?v=jCVz31ywxr4
▼予備動画
https://www.youtube.com/watch?v=SVEX9S9D8qc
▼こちらはネイマール選手のイエローカードをもらったシーン
https://www.youtube.com/watch?v=fhNQz3F46Rc