ボーカルデュオ「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者が覚せい剤取締法違反で逮捕された。これを受けてCDの販売権を持つレコード会社は、2014年5月19日にCDとDVDの回収と出荷停止。ならびに音楽配信の停止を発表している。
その影響でネットオークションサイトでは、チャゲアス商品の取引数が激増。逮捕報道前後で比べると、1日18件程度だった取引が250件以上に増え、約14倍にまでなっていることが判明した。一世を風靡したボーカリストの作品は今後、入手困難になるのかもしれない。
・iTunesでも上位にランクイン
日本最大級のオークション一括検索サイト「オークファン」によると、iTunesで「CHAGE and ASKA」、「ASKA」名義の作品が軒並みランクイン。5月21日の段階でダウンロードランキング上位5のうち、3曲が彼らの楽曲だった。
・スキャンダルが活発化の要因
またオークションサイトでも、出品数が増えており、結果として取引数の激増につながっている。同サイトは、ゴーストライター騒動で注目を集めた佐村河内守氏の関連商品もスキャンダル後に取引数が激増したと伝えている。そのうえで、「スキャンダルがオークションの活発化の要因の一つだと考えられます」(オークファンリリースより引用)と結論付けている。
・ますます品薄になるのかも
出荷停止により、彼ら名義の商品は店頭から姿を消している。中古CD販売店でも、そのうちに商品が品薄になる可能性も十分に考えられる。その影響で、今後も継続してオークションサイトへの出品が相次ぐのではないだろうか。ファンクラブ会員限定の会報誌やCDはますます希少性が高くなるのかもしれない。この先、再び出荷が再開される可能性はあるのだろうか? 気になるところである。
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