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東京都の中心部に数多く展開する そばチェーン『小諸そば』。美味しいそばはモチロン、ほとんどの店でトッピングのねぎを入れ放題な点も好評で、毎日多くの客が訪れている。そんな小諸そばを調べてみると、名称の元になったのは長野県小諸市ということが判明。だが、その小諸市には『小諸そば』は存在しないらしい。

でも、人気そばチェーンが名称を使いたがるほどだ、小諸市には美味しいそばがあるに違いない。……ということで、今回は長野県小諸市に本店があるそばチェーン『草笛』に行き、その味を確かめてみることにした。果たしてどれほどまでに美味しいそばが食べられるのだろうか? 非常に楽しみだ。

・ハンパじゃない老舗のオーラ

草笛の本店は、JR小諸駅のすぐそばにある名所『小諸城址 懐古園』のすぐそばにある。店構えはなかなか古めかしい感じで、ハンパじゃない老舗のオーラを漂わせている。これは期待できそうだぞ……!!

11時の開店とほぼ同時にお店に入り、名物の『藤村そば』と、そばの味が良く分かる温かい『かけそば』を注文。藤村そばは小諸市にゆかりのある文豪・島崎藤村の名前を付けたお店自慢のそばらしい。

・藤村そばは具だくさん

数分後にまず届いたのは藤村そば。こちらは小諸市名産のくるみダレやとろろをメインに、野菜のかきあげや珍しいリンゴの天ぷら、山菜や漬物がふんだんにあしらわれた冷やしぶっかけそばだ。

くるみのタレをちょっとそばつゆに溶かして食べると甘味がプラスされなかなか美味しいが、りんごの天ぷらや漬物と一緒にそばを食べるのは少し好みが分かれるかも。でもそば自体はかなりウマい。

・かけそばウマすぎ(笑)

次に食べたかけそばは……!!! メチャメチャうめえええええええええええええええええええっ!!!!! かけそばウマすぎ(笑)。そばは冷やして喉ごしをたのしむものだと思っていたが、コレは衝撃的なウマさである。

出汁の風味が前面に出ていない非常に優しい味のそばつゆだからこそ、繊細なそばの香りを湯気と一緒に味わうことができるのだ。優しい味と言っても、けっして薄いという意味ではない。一気にズルズルと食べてしまうのがもったいないと、初めてそばを食べながら思ってしまった。

・完成度の高すぎるかけそばに脱帽

比較的気温の高い関東では、ざるそばこそがそばの味をもっとも楽しめると思われがちかもしれないが、ぜひ草笛に行ったらかけそばなど、温かいそばを食べてみてほしい。

まだまだ寒い時期が続くと思われるので、きっと身も心も温めてくれるはず。関東の人気そばチェーンが小諸の名称を使用した理由も、なんとなくわかった気がしたぞ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 「草笛」小諸本店
住所 長野県小諸市古城1-1-10
時間 午前11時~午後3時 (蕎麦が終わり次第閉店)
休日 無休

Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

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