bmw

皆さんは親孝行をしているだろうか? 誕生日や「父の日」、「母の日」に必ずプレゼントをしているという人もいるかもしれない。その一方で、照れや恥ずかしさを理由になかなかできないという人もいるだろう。

最近公開された海外の親孝行動画をご紹介したい。ローガン・クーグラーさんは父親がバイク好きであることを良く知っていた。特にBMWのバイクを愛しており、その最高級クラスの「K1600 GTL」を10年もの月日をかけてプレゼントするのである。その理由が素晴らしくて、思わず目頭がアツくなってしまう(泣)。

・父親が語ったバイクへの思い

彼の記憶で、もっとも古いバイクの思い出は12歳のとき。父親とデイトナの「バイクウィーク」に出かけたときのことだ。そのとき父親はバイクについて、熱く語ったという。だが、若いときにバイク事故を起こしてから、バイクを所有しようとはしなかったそうだ。長年バイクを愛し、BMWを敬愛しながらも65歳まで、購入しようともせす、乗ろうともしなかったのだとか。

・「20年後に後悔したくない」

そこでローガンさんは、父親にプレゼントすることを決意したのである。その理由が本当に素晴らしい。

「僕は今、金持ちという訳ではない。でも、父さんがバイクに乗れる歳ではなくなって、『チャンスを逃した』と今から20年後に後悔したくはないんだ。人生は短い、時間は大切だ」

・ファッションまでコーディネイト

父親自身は若くないと思っているそうなのだが、今ならまだ間に合うという思いが、彼を駆り立てたのだ。それで父親のためにBMWの購入に踏み切った。しかも数カ月前から綿密に計画を立てて、クリスマスにサプライズを仕掛けたのである。その渡し方がまた粋で、バイクをプレゼントするだけでなく、皮ジャンや皮パンまで用意して、父親がバイクに乗るときのファッションまでしっかりコーディネイトしている。カッコいい父でいて欲しい! その思いから、準備していたに違いない。

・素敵な家族!

このプレゼントは父親にとって、もっとも大きな贈り物だったそうだ。それをまさか息子からもらうことになるとは、夢にも思わなかっただろう。ローガン、マジでカッコいい!! そしてこの家族は本当に素晴らしいとしか言いようがない! そんな家族に憧れを抱いてしまうのは、記者(私)だけではないはず。

親孝行には残念ながら期限がある。彼のようにバイクとなると、乗れる時間には特に限りがあるだろう。彼に見習って、親孝行しないとな。

参照元: YouTube
執筆: 佐藤英典