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年末年始は、お酒を飲む機会が多いもの。そして、そんな時期につきものなのが、お酒絡みのトラブルだ。読者の中にも、「思い出したくもない失敗をしてしまったことがある」という人は多いのでは?

そこで、今回はそんなお酒にまつわる失敗の中でも、最近起こったパンチのある事件をご紹介しよう。なんと、酒に酔った網タイツ姿の男が、チェーンソーを振り回しながらアイスクリームの移動販売車を追いかけたのだ。

網タイツチェーンソー男が現れたのは、ニュージーランドの南島にある街、ランギオラ。言うまでもなくニュージーランドは南半球にあるため、12月は夏。冷たいものがおいしく感じられる時期である。

そんな暖かい土曜日の夜、アイスクリームを販売する移動販売車に向かって、網タイツ姿の1人の男が、チェーンソーを振り回しながら追いかける事件が発生した。

実は男はパーティの帰り。もちろん、酔っていた。そんな状態で目に入ってきたのが、移動中のアイスクリーム販売車だった。「ドライバーを楽しませてやろう」そんな気持ちが男に湧き上がってきたらしい。彼は、チェーンソーを頭上に構えた。エンジン音を周囲に響かせて、そのまま走り出したのだ。

・チェーンソー男が追い詰める

想像して欲しい。突然、チェーンソーを持つ男が追いかけてきたら、誰でも恐怖を感じるに違いない。しかも、男性は網タイツ姿。だが、酔っている男性は、そんなことお構いなし。頭上のチェーンソーを振り回しながら追いかけ続けることに。

身の危険を感じたドライバーは、当然ながら逃げようとした。それを追う網タイツチェーンソー男。しかし、ドライバーの焦る気持ちとは裏腹に、移動販売車はそれほど速く走行できるわけではない。チェーンソー男との距離は、徐々に縮まっていった。

・礼儀正しいチェーンソー男

やがて、チェーンソー男は、移動販売車に追いついてしまった! そのままチェーンソーを捨て、助手席にダイブ。ドライバーは恐怖心でいっぱいだったに違いない。ところが、チェーンソー男は、特に危害を加えるわけでもなく去っていったもよう。しかも、網タイツ姿のまま、ドライバーにきっちり挨拶をしたという。

何事もなかったとはいえ、死ぬような恐怖を味わったドライバーの気持ちが収まるわけはない。ドライバーは、すぐに警察へ通報。警察は、「網タイツをはいた男」という分かりやすすぎる証言により、目立ちまくっている男性を簡単に発見した。

結局、逮捕されたチェーンソー男は、警察署でみっちりと絞られた後に、釈放されたらしい。警察によると「反省している」とのことである。

参照元:THE PRESS(英文)
執筆:和才雄一郎