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2013年6月1日、東京・新宿で「エアギター2013 第1回日本予選」が開催されました。ロケットニュース24編集部からは、ファンタスティック羽鳥とスターダスト・佐藤の二名が参戦。結果はすでに以前の記事でお伝えした通り、二名とも第1回予選通過はなりませんでした。

・練習前までは正直なめてた
私(佐藤)は今回参加するまで、エアギターがなんであるかまったく知りませんでした。いや、むしろなめてたくらいで「ギターの弾きマネでしょ(笑)」と、浅はかなことを考えていたのです。誰にでもできることなのではないかと。ところが練習を始めると、自分がどう動いたら良いのか全然わからなくなってしまったのです。

・反復練習で汗だく
本番のパフォーマンスはたったの1分間です。1分間というと、とても短いように感じますが、エアギターをやるとなるとこれが結構長い。腕を上下に振り上げる運動を、1分間絶え間なく続けてみてください。かなり疲れるはずです。スタジオで反復練習を行ったのですが、1時間もやると汗だく。場合によっては、動けなくなるほど疲労するのです。

・1分間にできることは無限
本番当日、自分の出演順番まで他の出演者のパフォーマンスを見ていました。なかには、過去の大会経験者もいました。彼らのパフォーマンスを見ていると、見ていて飽きません。たった1分間のなかに、さまざまな展開を織り込み、それらがよどみなく進行していくのです。「持ち時間1分間」の条件は、出演者にとって平等です。しかしその表現の可能性は、無限であると感じさせられました。

・肝心なのは「エアーな感じ」
審査員の採点基準は、国際ルールにのっとり次の5つの項目で判断されます。「オリジナリティ」、「リズム感」、「カリスマ性」、「テクニック」、「芸術性とエアーな感じ」。特に大切なのは最後の「エアーな感じ」です。何しろエアギターですから、ただ腕を振り上げて踊っているわけにはいきません。エアーな感じを漂わせつつ、そこに存在しないギターを弾いているように見せなければいけないのです。

・楽曲の選択もかなり重要
そして、パフォーマンスの命運を分けるのが楽曲の選択です。私はメタリカというバンドの『ストーン・コールド・クレイジー』(クィーンのカバー曲)を選びました。キメが多くカッコいい曲なのですが、中盤のボーカルパートの扱いに悩みました。というのも、その間ギターが登場しないので、もてあましてしまったのです。曲選びですぐに気づけばよかったのですが、やってみるまでこの曲で良かったのかどうか、わかりませんでした。できれば、ギターの演奏が最後まで続く楽曲を選びたいものです。

・6月23日にはワークショップも開催される
次回、第2回予選は7月20日に開催されます。それに先立って、6月23日にはワークショップも行われるそうです。実は今回の予選入賞者には、ワークショップ体験者もいらっしゃるとのこと。エアギターに興味があるという方は、まずワークショップに参加してみてはいかがでしょう。

Report:スターダスト・佐藤(ほぼ津田さん
参考リンク:日本エアギター協会
Photo:Rocketnews24

▼スターダスト・佐藤とファンタスティック羽鳥の練習風景。初参戦に両者必死

▼そして迎えた本番。スターダスト・佐藤の演技

▼ファンタスティック羽鳥の演技

▼予選2位通過のあさみうさぎの演技。大会委員長かなざわIQ氏が「エアーな感じ」を高く評価

▼最後に出演者全員でのパフォーマンス。まさにカオス

▼会場となった東京・新宿ロフトのバーステージairguitar2
▼本番前の緊張でナーバスになるスターダスト・佐藤airguitar3
▼楽曲を頭に叩き込むファンタスティック羽鳥airguitar4
▼そして迎えた本番airguitar7
▼審査の結果、スターダスト・佐藤は23位にairguitar8
▼予選2位通過のあさみうさぎairguitar9
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▼ファンタスティック羽鳥の演技。演技後のインタビューも含め、会場は爆笑の渦にairguitar11
▼高評価ながらも予選通過ならず、13位airguitar12
▼1~6位の予選通過者。8月3日に仙台で決勝が行われるairguitar13