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楽しい空の旅に必要なのは、乗客一人ひとりの協力とマナーである。先日、中国の空港で世界一臭い果物「ドリアン」を大量に機内に持ち込もうとした女性が止められてしまった。知らなかったのなら仕方がない。

そこでドリアンを諦めればよかったのだが、なんと女性は逆ギレ! その場でドリアンを叩き割り、周囲を異臭を撒き散らしたあげく、食べ散らかして去っていったという。

事件が起きたのは広東省広州市にある白雲空港だ。中年の女性が飛行機に搭乗すべく、安全検査の列に並んでいた。そして、検査時、彼女がとても大きなドリアンを持っていることが発覚したのである。

・ドリアンの臭さは世界一!
ドリアンは甘みが強く、栄養豊富なため「果物の王様」と呼ばれている。しかし、そのニオイは強烈! 「腐ったタマネギのニオイ」、「ウンコのニオイ」など人によってたとえが違うが、とにかく臭いのだ。その臭さは世界一と言われるほどである。

・「臭すぎるので機内持ち込み不可」 → 女性は逆ギレしてドリアンを破壊「ここで食べればいいんでしょ!?」
機内には異臭がするものを持ち込むことはできない。係員が女性にその旨を伝えたところ、女性は「ちゃんと包んでるから大丈夫!」と全く気にしていなかったという。だが、異臭はすでに包装紙を突きぬけ、検査場を包み込んでいた。

そこで、係員がドリアンのニオイが本当に強いこと、他の乗客の迷惑になることを伝え、再度、ドリアンを諦めるように説得。すると女性は言いがかりだと逆ギレ!! ドリアンを床に叩きつけ「持って行けないなら、ここで食べればいいんでしょッ!?」と言い放った。

・ブチギレながらドリアン3キロをその場で完食
そして女性はドリアンを抱き上げ、近くのベンチに座り、人々が不思議そうに見守るなか、もくもくと食べていたという。なんとその量約3キロである。周囲に異臭を撒き、大騒ぎして食べ散らかしたあと、彼女はそのまま去っていったのだという。

確かにドリアンは美味しい。せっかく買ったものを持っていけないのは残念なのもわかる。彼女はそんなにドリアンが食べたかったのか。逆上して引っ込みがつかなかっただけに見えるのは気のせいだろうか。

参照元:文学城(中国語)
執筆:沢井メグ
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