世界の機内食をご紹介する『世界の機内食』シリーズ。今回は成田空港からバンコク・スワンナプーム国際空港まで飛行しているANA(日本空輸株式会社)のエコノミークラス用機内食をご紹介したいと思います。
・空の上で釜飯
今回搭乗した便では、機内食が洋食と和食から選択できました。洋食は「鶏のクリーム煮」、和食は「カニの釜飯」。空の上で釜飯とは、なかなか興味深い。ということで、記者(私)は和食を選択しました。
・ホクホクのカニの身に思わずニンマリ
釜飯とは言っても、機内食では調理に限界があるのではないか? と勝手にたかをくくっていた記者は、食べてみてちょっとビックリしました。というのも、カニの身はホクホクでカニが持つ本来の甘さを、損なうことなく提供されていたからです。ほんのりと口に広がるカニの甘さに、思わずニンマリしてしまいました。
・冷たい蕎麦も侮りがたし
実はこの食事には、蕎麦もついてきます。ホカホカの釜飯に対して、冷たいお蕎麦。これもまた侮りがたし。ツルっとした喉越しで、若干柔らか目の歯ごたえ。コシのきいた蕎麦好きには、少々物足りないかもしれませんが、それでも蕎麦の風味はしっかりと生きています。あえて言えば、コンビニの蕎麦よりもおいしいと感じました。コンビニでも出して欲しいくらい。
・デザート代わりの黒糖まんじゅうが心憎い
甘味として添えられていた黒糖まんじゅうも、なかなかのものです。薄皮のなかには、黒糖の餡がぎっしり。これから海外に飛び立つ人にとっては、安心して旅立てる甘味ではないかと感じます。
国内では有体なメニューかもしれませんが、異国を目前にする搭乗客にとっては、結構気の利いた内容ではないでしょうか。
Report:フードクイーン・佐藤