産業ロボ、ガンダムタイプの大型ロボ、人間ソックリな動きをするアンドロイド……人類のロボットへの夢はつきるところを知らない。
先日、アメリカで開発中の赤ちゃんロボの動画が公開された話題となっている。このロボの織り成す表情が異常なまでにリアルなのである。ロボットの名はDiego-san(ディエゴ-サン)。1才児である。
ディエゴ-サンは、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究室とリアルなアンドロイドの製作で知られる日本のKokoro株式会社を含む民間企業が共同で開発しているものだ。ディエゴ-サンは、乳幼児の学習や認知発達を研究するために作られたのだという。
身長130センチ、体重30キロのディエゴ-サンは1才児という設定だ。1才児にしてはいささか大きい気もするが、注目したいのはその表情! 公開された動画を見るとディエゴ-サンは、にっこり笑ったり、悲しそうな目でぐずったり、唇をかんで怒ったり……頭部だけで27もの可動パーツが使われておりとても滑らかである。
動画を見たネットユーザーは
「お、おう……」
「すごく繊細な表情」
「私はまばたきがするところが好き!」
「鉄腕アトムだ!」
「リアルすぎてビックリ」
「なんかちょっと怖いかも」
「今晩は眠れそうにない」
「おしっこちびるかと思った」
と、あまりのリアルさに驚いているようだ。
ディエゴ-サンの頭部は非常にリアルだが、首から下は金属丸だしのボディである。「怖い」という声があるのはそれも原因かもしれない。せめて服を着せてあげてほしいと思うのだが……ディエゴ-サンが本物の赤ちゃんのように手足をパタパタさせる日はいつ来るのだろう。とても楽しみである。