とある日のことです。都内某所で取材していた記者(私)は、どうしても急いで駅まで行かないといけなかったために、タクシーを利用しました。そのドライバーが聞かせてくれたお話をご紹介しましょう。年配のドライバーは、もともとハイヤー業務に従事していて、多くの要人に出会ったそうです。彼はなんと、「UFOに遭遇したことがある」と証言したのです! はたして、彼の経験は本当なのでしょうか?

住宅街でタクシーをつかまえた記者は、「最寄の駅まで急ぎでお願いします」と、若干急かすように要求しました。するとドライバーは、「トイレ行こうと思って止まったんだけど、まあいいか」と言いながら、車は発進させました。どうやら、記者を乗せるつもりではなかったようです。

しばらく走ると、「メーター押すの忘れてた、まあいいか」とサービス走行してくれるではありませんか。心配になって「大丈夫ですか?」と尋ねると、「いいのいいの、俺やる気ねえから、アハハハハ!」と大笑い。まあ、こちらとしては助かるのですが……。

気さくというか、大ざっぱな性格のようで、ナビを見ているのに道を間違えてしまったのです。「道間違えたから、メーター押さなくて正解だ。アハハハハ!」と、また大笑い。なんだかいいドライバーに出会ったなと思いました。

その彼が突然、「昔UFOに遭遇したことがあるんだよ」と言い出したのです。もう何だか、不思議な人過ぎて、ついて行くのがやっとという感じ。彼の話を要約すると、以下の通りです。

・タクシードライバーがUFOに遭遇したときの話
「あるとき、高速道路を走ってたら、突然頭痛がしたんだよ。頭痛てえなあって思って走っていると、急に周りが明るくなって、何かな? って思って上の方を見たら、そこにUFOがいたんだ……。あれはアダムスキー型ってやつか」

「アダムスキー型」とは、典型的な円盤の形をさす言葉です。大きさは推定で直径4~5メートル、ビルの屋上にある冷却タワーと同等のサイズだったとのこと。興味深い話を聞いているうちに、目的地に到着しました。ドライバーは「ここでいい?」と言って急停車。割り込むように車を止めたので、他の車両にクラクションを鳴らされてしまいました。とにかく急いで降りないとッ!

料金を支払ってお釣りを受け取り、あいさつもそこそこにタクシーを見送りました。あの話の続きが気になって仕方ありません……。それにしてもドライバーは、なぜ突然UFOの話をし出したのでしょうか?