2012年10月中旬以降、週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『黒子のバスケ』の作者、藤巻忠俊先生に対する脅迫状が相次いで送られています。先生の出身校をはじめ、新たにアニメを放映した毎日放送(MBS)にも届いていたことが判明。
さらには、同人イベント会場近くから投函されたことも明らかになり、関係者の間で不安が広がっています。このことを受けて、作品の同人イベント主催者は急遽、予定されていた大阪でのイベントの中止を発表しました。警察と会場の管理会社とともに協議を繰り返したものの、「無念な結果となりました」と悔しさをにじませています。
11月18日に大阪で同人イベントの開催を予定していた「スタジオYOU」は、住之江警察署と管理会社から中止の要請を受けたそうです。当初は手荷物検査の実施や警備の強化を行い、対策を万全に行う予定でした。
しかし脅迫事件は日ごとに深刻さを増し、脅迫状の送達はあとを絶たないため、再度中止要請を受ける事態に。会場・警察・主催者の三者間協議の結果、中止を決定せざるを得なかったようです。
・『黒子のバスケ』同人イベント中止の発表
「私たちとしましては、粘り強く開催の努力をして参りましたが、無念な結果となりました。開催を楽しみにしてくださっていた参加者の皆様には、大変ご迷惑、ご心配をおかけすることになりました。重ね重ねお詫び申し上げます」(スタジオYOU「緊急連絡」より引用)
なお、同日開催予定の他のジャンルのイベントについては、期日を変更して開催するとのことです。いまだに事件の全貌は明らかになっていませんが、一日も早い事件解決を願います。
参照元:スタジオYOU