アメリカの大都市ニューヨークに住んでいる人々は、普段からいろんなものを見ているせいか、道で変なものや人を見ても、全然反応しないことで有名らしい。しかしその通説を覆すあるサプライズ企画が行われた。それは「ゾンビをニューヨークの町に解き放つ」というもの。

さすがにこれには、ニューヨークの人々もビックリ仰天! 「Zombie Experiment NYC」という動画にも映し出されているように、自分の目の前にゾンビが現れるやいなや、悲鳴を上げ、一目散に逃げ出している。しかしこれらのゾンビは、一体どこから湧いて出てきたのだろうか?

実はこれらのゾンビは、特殊メイクによって誕生した偽ゾンビ。大人気ゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』を製作した米国テレビチャンネル「AMC」のアイデアのもと、実行されたサプライズ企画なのだ。

このAMCは、『ウォーキング・デッド』の新シリーズが10月に始まるのを前に、衛星放送サービス「ディッシュ・ネットワーク」に契約を打ち切られた。これによって、『ウォーキング・デッド』は「ディッシュ・ネットワーク」の放送リストから外れることとなり、これに抗議する意味で、今回のゾンビドッキリを実行したのだ。

そしてそのサプライズ企画は見事成功を収め、動画が投稿されてから約1週間しか経っていないにも関わらず、再生回数はすでに400万回を超えている。しかし今回の動画をよく見てみると、ゾンビが目の前に現れても、全く動じない人がかなりの数、見受けられる。

それでは、もしこれらのゾンビが本物のゾンビだったら、彼らは一体どうなっていたのだろうか……「普通に考えて、~はありえない」と常識にとらわれすぎるのも、時には命取りになるのかもしれない。

(文=田代大一朗

参照元:YouTube/putzombiesback, TheFW, Adverblog(英文)

▼動画最後のメッセージ「ゾンビはここにいるべきではない。テレビの世界へ戻そう」