マイクロソフトはこのほど、「Windows Essentials 2012」をリリースした。そのなかで注目すべきは、映像編集ツール「ムービーメーカー(Movie Maker)」の新バージョンである。手軽に映像編集できることでしられるムービーメーカーがさらに使いやすくなった。その変更点についてお伝えしたい。
主な変更点は以下の通りである。
■新しくなったムービーメーカーの変更点
・文字に縁取り線をつけられる
・ネット配信されている著作権フリーの楽曲(AudioMicro, Free Music Archive,Vimeo Music Store)の呼び出し
・シンプルなミキサー機能搭載
・音楽のウェーブフォーム表示
・音楽の尺に映像・画像を自動で合わせる
・サムネイルサイズの変更
・動画の揺れを補正するスタビライズ機能(Windows8のみ)
アニメーションやビデオエフェクトは従来通りである。しかし、より扱い易くなったと感じる。たとえば、今までサムネイルサイズは「拡大・縮小」でしか行えなかったのだが、サイズ指定(5段階)できるようになっている。またウェーブフォームの表示により、ヴィジュアルで音量の起伏をたしかめられるのだ。
小さな変化だが、ユーザーにとってはかゆいところに手が届くようなバージョンアップとなっている。ただ、少し残念なのは、著作権フリーの楽曲呼び出しだ。一見便利なように思うのだが、ただリンクがついているだけで、それぞれの項目を押すと別途ブラウザが立ち上がる。この程度ならなくても良かったのでは? と思う範囲の仕様変更である。
ちなみにWindows7ではスタビライズ機能を利用することはできない。また英語版のみの対応なので、更新すると英語表示になる。とはいえ、操作に苦慮するということはないので、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがだろうか。
Photo:Rocketnews24
参照元:Windows Experience Blog(Windows Essentials 2012のダウンロードはこのサイトから、英語)
▼ 文字の縁取り線。小さなことだが結構ありがたい
▼ 著作権フリー音源の呼び出し。というかただのリンク
▼ ナレーション、映像の音、音楽、それぞれを強調することができるミキサー
▼ サムネイルのサイズ変更、最小から最大まで5段階
▼ ウェーブフォームの表示、これも小さな変化