世界的にも有名な和食で、日本人ならきっと大好きなお寿司。100円回転寿司やスーパーで売られているリーズナブルなものから高級なものまでその種類は豊富だが、シャリからネタまで全部カチカチに凍らせても解凍すると激ウマな寿司になる『冷凍寿司』があるのをご存じだろうか?
それは新潟県の有限会社広峰が自社の工場で作っている冷凍寿司。これは7月18日から開催している『ジャパン・インターナショナル・シーフードショー』で展示されていたものなのだが、お米まで冷凍しているにもかかわらず凍っていたことがまるで分からないぐらい美味しいお寿司だった。
なぜこのように冷凍しても米がしっとりした食感を残せるのかというと、水分をそのまま封じ込める独自の製法で冷凍しているからなのだという。確かに冷凍の米はボソッとしたりベチャっとしたりと、炊きたてのお米と比べると食味は劣るが、この冷凍寿司はまったく変わらない食感を維持していたのである。
コンビニやスーパーのお寿司と比べても差がない味だったので、コンビニやスーパーにも卸しているのか聞いたところ、製造数の関係で卸していないのだという。ただ、ホテルのビュッフェなどには卸しているそうなので、その美味しさはホテルお墨付きなのだろう。確かに美味しかった。
画期的な冷凍技術というと大きな工場などでものすごい設備を使っていることを想像しがちだが、新潟の地方企業が冷凍してもこれだけ美味しいお寿司を開発したというのは、かなり素晴らしいことである。社長が寿司職人だということもあり、お寿司の知識があってこそ生まれた商品なのかもしれない。
参照元:有限会社広峰