「う、うう……、飲みすぎた~」、西日本を中心に桜の開花が宣言され、早くもお花見に足を運んだ人も多いかもしれません。シーズンが始まったばかりなのに、すでに二日酔いに苦しんだという人もいるのではないでしょうか。
新年度を迎えて歓迎会で飲むという方のためにも、役立ちそうな二日酔い対策をご紹介しましょう。
今回対策を教えてくれたのは、新宿でバーテンダーとして働くAさんと、同じくバーテンダーの経験を持つライターのM記者です。2人の二日酔い対策を以下にまとめてみました。
・即実践できる二日酔い対策
牛乳を飲む
一般的には「胃に牛乳の膜が張って、アルコールの吸収を抑える」と言われていますが、この説に学術的な根拠はないようです。ですが、牛乳をはじめとする乳製品を摂取しておくと、アルコールの分解を促進してくれるようです。ワインとチーズの組み合わせは好まれるのは、この効果によるものではないかとAさんは話しています。
お酒を飲みながら、水も飲む
肝臓はアルコールを分解するときに、大量の水を必要とします。お酒を飲むときに、たとえば1杯のアルコールにつき、1杯のミネラルウォーターを飲むようにすれば、悪酔いが避けられるようです。ちなみにウイスキーのチェイサー(水)は、強いアルコールで味覚が麻痺するのを防ぐ役割があるそうです
消化時間の長い食べ物を摂る
できるだけ空腹でアルコールを摂るのは避けましょう。腹持ちのよいものを食べておけば、アルコールの摂取を抑制できます。Aさんによればナッツが二日酔い対策として、優れているそうです。というのも、アーモンドやピーナッツ類は消化に時間がかかるうえに、肝機能の低下を防ぐからです。
豆腐や枝豆でたんぱく質を摂る
M記者は豆腐や枝豆などのたんぱく質をすすめます。良質なたんぱく質は、アルコールの分解に役立つのだとか。言うまでもないことですが、おつまみとしても最適ですね。
りんごの匂いを嗅ぐ
M記者の海外の友人は、お酒で気分が悪くなると、りんごの匂いを嗅ぐそうです。りんごの匂いは胃酸の分泌をたすけて、神経を穏やかにしてくれるはたらきがあるそうです。吐き気を催したときには効果的かもしれません。
ヘパリーゼを飲む
二日酔いに効果があるとされる内服液はいろいろと販売されているのですが、2人は口を揃えてヘパリーゼをすすめています。その理由なのですが、たとえばウコンのドリンクは、胆汁の分泌を促進し即効性があるようですが、その反面定期的に服用するとかえって肝臓に負担がかかるのだとか。飲み会が頻繁に開かれるときには、毎日服用しても負担のかからないヘパリーゼが良いようです。
寝る前にハチミツを摂る
これは飲み会後の対策ですが、就寝前にハチミツを摂ると良いようです。ハチミツはアルコールの分解を助けてくれるようです。
枕を高くして、布団から足を出して寝る
先に紹介したM記者の海外の友人によると、寝るときに枕を高くして、布団から足を出して寝ると、翌日心地よく目覚められるとのこと。根拠については不明なのですが、意外と効果があるとM記者も話しています。
体調と相談する
飲み会には万全の体調で臨むべきです。あまり思わしくないというときは、無理をしないことでしょうね。そうは言ってもついつい……、というときはあらかじめ、周囲の人に止めてもらえるように、少し大げさに体調不良をアピールしておくと良いでしょう。自分で飲みすぎを止められるのなら、二日酔いにはなりはしないのですから……。
以上、即実践できそうな二日酔い対策です。手っ取り早くできることとしては、薬店だけでなくコンビ二でも購入できるヘパリーゼを飲むことでしょうか。あとは、飲酒しながら水を飲むというもの、比較的簡単にできるかもしれません。とにかく、飲みすぎには十分に注意したいものですね。
参照元:ゼリア新薬