サッカー韓国代表はロンドン五輪アジア最終予選第5戦で、オマーンを3対0でくだし、7大会連続の五輪出場を決めた。それに先立って、2012年2月上旬にプロリーグ(Kリーグ)のチームが日本のチームと練習試合を行っていたのだが、韓国選手がスポーツマンらしからぬ行為をしていたようだ。

J1サガン鳥栖のFW豊田陽平選手は、他の選手と接触して転倒した韓国選手に、殴られて乱闘騒ぎに発展している。同じくJ1清水エスパルスは他の韓国チームとの練習試合で、韓国選手ラフプレーが続出し、試合を打ち切る事態が発生していたのだ。

西日本新聞が2月12日に報じるところによると、サガン鳥栖はKリーグ水原と練習試合(45分×2)を沖縄キャンプ最終日に行っていた。事件は後半30分あたりに起こった。鳥栖の選手と接触し倒れた水原の選手が、FW豊田選手を殴ったのである。豊田選手は接触とは無関係であった。

この出来事にピッチは両チーム選手が入り乱れて騒然となり、殴った選手は退場。試合は再開されたそうなのだが、豊田選手は怒り心頭だった。

またスポニチは2月16日の鹿児島キャンプについて報じている。清水エスパルスはKリーグ城南一和と練習試合を行ったのだが、城南のラフプレーが連発し、FW高木選手が負傷。退場者の出る事態となり、これ以上けが人を出さないために後半16分で試合打ち切りとなったのである。

西日本新聞は「韓国チームは毎年シーズン前の練習試合で乱闘事件を起こす」(原文まま)と伝えているのだが、接触と無関係の選手を殴るのはいかがなものだろうか? また、打ち切りを決断するほどのラフプレーを繰り返していたのでは、モラルにかけるといわざるを得ない。

五輪出場が決定したのは良いのだが、スポーツマンらしいフェアなプレイに期待したいものである。

参照元:西日本新聞,スポニチ