サッカーの試合において、あってはならない惜しい失点、それがオウンゴールこと自殺点である。偶然バスーン！と自軍のゴールに入ってしまうこともあるし、あれよあれよという間に自軍のゴールに吸い込まれることもある。いずれにしても、切ない。

それを「やっちまった」選手と、「なにやってんだよ……」と思うチームメイトの哀愁の漂いっぷりがハンパない。だが、それが自殺点シーンの見所である。そして今、また新たなサッカー自殺点動画が話題になっている。

YouTubeにアップされた動画のタイトルは「best own goal ever」。場所はイスラエル。同国のサッカーリーグに所属する Maccabi Um El Fahem（青）対 Hapoel Afula FC（赤）の試合だった。スコアは2-1で青がリード。時間は89分、このまま終わるのか……と思いきや！

赤チームが素早く切り込み、ゴール前へセンタリング。ボールは青チームの選手に渡ったのだが、「あ、おっ、ああっっ、あっっ……」と焦りに焦ってクリアしようとしたところ、コースが外れて自殺点となってしまったのである。焦ってワケのわからないことをしてしまうその姿は、なんとも切なく、共感もできる。

ちなみにスコアは2-2の同点になったが、その後のロスタイムで自殺点の張本人が敵チームファールからのフリーキックを獲得。無事に得点につながり、彼はマッハで汚名を返上したのだという。きっと焦っただろう。焦りまくっただろう。なんとかしなきゃ！と思ったことだろう。でもプラマイ0で本当によかった。

（文＝GO）
参照元：Youtube TheSportsChannel