iPhone4Sの目玉機能であった音声アシスタント機能「Siri」。これはiPhoneに話しかけるだけで、電話や情報の検索などの機能が使えるほか、対話までできてしまうという画期的なもの。まさに携帯する秘書である。本体をタッチする必要はなく、スマートフォンに新しい時代が来たと期待された。

しかし、残念なことに2012年2月現在の対応言語は英語、ドイツ語、フランス語のみ。しかもネイティブ並みの発音が要求されるため、多くの日本人がSiriと意思疎通ができないという状態に陥りほとんど使われることがない機能となっていた。

アップル社はかねてから2012年中に日本語に対応予定と発表していたが、先日、関係筋からなんと3月にも日本語を含む3カ国語に対応すると暴露されたそうだ。

このニュースを伝えたのは中国のIT系メディア「DoNEWS」だ。最近Siriの中国語版開発者が開発状況を周囲に洩らしたことから明るみになったという。

開発者が明かしたところによると、Siriは2月中に日本語、中国語、ロシア語のテストを開始、3月中に正式に発表する予定であるというのだ。

現在英語版は、アメリカ版、イギリス版、そしてオーストラリア版と地域ごとに分かれているが、新たに投入予定とされる3カ国語はとりあえずはその国の標準語のみの対応となるらしい。

なお、SiriのFAQページでは2012年に対応予定の言語は日本語、中国語、スペイン語、イタリア語、韓国語となっている。開発者が伝えたとされるロシア語は含まれていない。

果たして信憑性のある情報なのだろうか。正式発表を待ちたい。

photo:Rocketnews24.

参照元:DoNEWS(中国語)

▼ちなみに日本人がSiriに英語で話しかけるとこうなる