みなさんはトム・クルーズ主演の映画『マイノリティ・リポート』をご存知だろうか? この映画には、超未来的なタッチスクリーンが登場するのだが、今回そのタッチスクリーンを現実のものにしたかのような試作品が現れ、話題を集めている。

その試作品とは、韓国のサムスンが開発した「Smart Window」。これはその名の通りひとつの窓なのだが、そこには数多くの驚くべき機能が搭載されている。

例えばこの「Smart Window」を使えば、天気予報やTwitterをあっという間にチェックでき、料理をしながらテレビを観ることもできる。また外の日光が明るすぎる時は、ブラインド機能で光を遮断することもできるので、窓としてもしっかり使える。

そして「Smart Window」の最大の特徴は、自然光を使い、バックライトを使用しないところ! そのおかげで、同じサイズのLCDディスプレイの約10分の1の電気で作動させることができるのだ。

来月から「Smart Window」の大量生産が始まるという情報もあるが、いつ、どのくらいの値段で発売されるかは未だ不明。しかしきっと発売されたら、窓として使うのが怖いくらい、高い値段で売られるのではないだろうか。そう考えると、この手でそのスクリーンを触れられる日はまだまだ未来になりそうだ。

(文=田代大一朗

参照元:Instant Fundas(英文), YouTube/MobileNations, SonicElectronixTV

▼「Smart Window」の紹介動画