みなさんに悲しいお知らせがある。心して聞いてほしい。ついに、あの青春ドラマ『中学生日記』が終わってしまうらしいのだ。

これは電子版朝日新聞の報道により分かったことで、来年3月で50年というその長い歴史に終止符が打たれるとのこと。1962年に始まったこの番組の当初の名前は、「中学生次郎」であった。そして1972年に現在の「中学生日記」にタイトルが変更され、森本レオさんや竹下景子さんなどを始めとする約5千人が、今まで生徒役で出演してきた。

そんな長寿番組も、最近ではメインターゲットである中学生が見なくなり、関係者は「肝心の中学生が見なくなり、継続は困難と判断した」(asahi.comより引用)と話していたとのこと。

中学生日記と言えば、いじめや恋沙汰など中学生のリアルな日常を描いたドラマ。きっと多くの人がこの番組と共に、甘くほろ苦い青春時代を過ごしてきたことだろう。ということで、当編集部の男女に中学生日記に対するアツい思い入れを聞いてみた!

男性(30代後半)「可愛い女の子を探しに見てた。それから、演技下手な子と上手い子の違いを見るのも面白かったなあ。一番記憶に残っている回は『腐女子だって恋をする』だね。あれは強烈だった。(笑)中学生日記とは、自分の生活とはかけ離れた超平和的なドラマかな」

男性(男性30代前半)「自分はこんなことで悩んでいたのかなと考えさせてくれるドラマでした」

男性(30代後半)「まだやってたんだ。あんまり見てなかったなあ。でも、終わると聞くと名残惜しい気もする。自分が中学生の頃は、付き合うこと自体珍しかったので、ドラマのなかで付き合っている子たちを見て、驚いた記憶があるよ」

男性(30代前半)「えっ? 中学生日記って何?」

男性(30代前半)「まだやってたんだ。『さわやか3組』なら見てたよ。中学生日記に出てくる中学生たちは、『何そんなことで悩んでんだ!』と思うくらい青かった印象がある」

女性(30代前半)「何も見ることがなかった時に、見てました。でも見てて、『こんな予定調和で進む学校生活なんてありえない』と思っていました」

ちなみに記者(私)にとって、中学生日記とは中学生時代を思い出させてくれるドラマであった。つまり中学生の時見てたというより、高校、大学に入って「中学生の頃どんな生活してたっけ?」とふと思い出したくなる時に見ていた番組であった。

みなさんも番組が終了する前にもう一度見て、中学生時代の淡い思い出を振り返ってみてはいかがだろうか?

(文=田代大一朗

参照元:asahi.com