日本の国民食といえば牛丼ではないだろうか。手軽で簡単に食べられるうえにボリュームがあり、忙しいときでもおなかを満たしてくれる料理だ。老若男女を問わず、多くの人がお店を利用すると思うのだが、異なるチェーン店の牛丼を掛け合わせたら、どのような味を楽しむことができるのだろうか? ためしにすき家の牛丼に、松屋の牛皿を乗せてみたところ、想像したよりもはるかにうまいことが判明したのだ。はっきり言って病みつきになる味である。

すき家といえば、日本でもっとも店舗数の多いチェーン店である。主力商品の牛丼もさることながら、季節ごとに他店にはないユニークなメニューを提供することで知られている。

一方の松屋は、東北・中国・四国の一部の地域では未出店ながらも、大手牛丼3チェーン(吉野家・すき家・松屋)の一角に名を連ねる業界大手だ。他の2チェーンと異なる、牛丼を「牛めし」と名付けている。

この2つのチェーンの牛丼を掛け合わせると、一体どうなるのだろうか? 今回はすき家の牛丼をベースに松屋の牛皿を乗せることにチャレンジした。さすがにすき家に松屋の商品を持ち込むわけにはいかないので、それぞれテイクアウトして自宅で合体させることに。

まずは見た目なのだが、牛 + 牛の視覚インパクトは絶大! 思わずヨダレが滴りそうだ。多少テイストに違いがあることが予想されたので、上下をほど良くかき混ぜて、思いっきり口のなかにかき込んでみると、「ウマイ!」。普段食べなれている牛丼が、小者のように感じられるほど、怒涛の牛丼テイストが口のなかに押し寄せてくる。

そして2つの異なる味が、味の奥行きを広げて、「これはすき家のお肉かな? それとも松屋かな?」と思いをめぐらせるのも楽しいのだ。しかし、1つ欠点があることに気づいた。それは、どちらかといえば松屋の方が味付けが甘い。そのために最終的には松屋の牛皿の味にすべてが染まってしまうのである。

ちなみにこの掛け合わせは、すき家牛丼並盛280円 + 松屋牛皿250円 = 530円 で味わうことができる。逆であった場合は、松屋牛めし320円 + すき家牛皿180円 = 500円。どうやら今回の試みは、逆にした方がお得だったようだ。

興味のある方は、一度トライしてみて頂きたい。今までにない牛丼体験に驚くことだろう。

写真:Rocketnews24

▼ すき家牛丼 + 松屋牛皿で肉はモリモリ