人気お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが、フジテレビの朝の情報番組「とくダネ!」の出演者に、不快感をあらわにしている。2011年10月27日の同番組で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)についての放映されたのだが、彼は出演した反対派のコメンテーターの態度が許せなかったようだ。
田村さんは「コメンテーターの態度が目に余る」とTwitter上で発言している。しかしながら、インターネットユーザーからは「嫌なら見なければいい」との意見が相次いでいる。
田村さんが不快に感じたコメンテーターとは、京都大学准教授中野剛志氏のことのようだ。この日の放送でTPPについての議論が行われ、中野氏は生放送中にも関わらず、声を荒げる一幕があった。このことについて、ネット上では「放送事故寸前」との見方さえある。またネットユーザーからは「ひどい、目が点になった」や「気分悪くてテレビ切った」との声がある。
しかし一方では「話はわかりやすくて面白かった」、「せっかく正論言ってるのに」と、中野氏に興味を示しているユーザーも少なくないようだ。
田村さんも同番組を見ていたようで、Twitterで次のように発言している。
「フジテレビとくダネ! に出ているTPP反対を訴えているコメンテーターの態度が目に余る……せっかくテレビに出て多くの人に自分の意見が言えるのに何!? この態!?(態度) 知識がある人がこんな伝え方をするから若い人が興味もてないんだと思う。知識を持っていて伝える能力が無い人は残念で仕方ない……気分が悪い」(田村淳さんのTwitterより引用)
これに対して、ネットユーザーからは次のようなコメントを寄せているのだ。
「そうですね、まるであなたのようですね」
「イヤナラミルナーw」
「私も同じこと思ってツイってました」
「君の家……、TVのチャンネル1個しかないの? あと電源切れないテレビなの?」
「じゃあ見ないと言う選択で良くない?」
「僕は逆に、態度悪いけど面白いこと言ってるな、と思って見てました」
「僕も最初に出た瞬間から「えー! なんかいきなりめっちゃキレてるやん!!」って思いました」
「私もそう思いました。せっかくいいこと言ってるだろうに、ケンカ腰で……」
「嫌なら見なくていいですよ」
「中野剛志さんは普段はとても優しくお茶目な人ですよ」
「嫌ならテレビを観なければいいとビートたけしは以前言ってましたよ」
「嫌なら見るな」
「こういう人もいたほうがいい」
「同意。びっくりした」
「もっと冷静に話をして欲しかった」
「テレビに出慣れてないから許してあげて~」
「嫌なら見るな」
「嫌なら見るなつっといてこれか、笑える」
……など。賛同する意見もあるのだが、どちらかと言えば「嫌なら見なければいい」といった意見の方が目立つようである。
実は田村さんは、2011年夏にフジテレビの抗議デモが起きた前後にで次のように発言していた。
「じゃあ見ないと言う選択で良くない? 何でも否定するのがカッコ良いスタンスは俺には理解できない」
「君の家……、TVのチャンネル1個しかないの? あと電源切れないテレビなの?」(田村淳さんのTwitterより引用)
として、このとき自らが「嫌ならば見なければいい」という提案をしていたようだ。
今回の不快感をあらわにした発言によって、以前自らが投げた言葉が返ってきたような状態になってしまっているのだ。TPP問題もさることながら、田村さんの発言についてもしばらく議論が続きそうだ。
参照元:Twitter @atsushilonboo