以前、iPhone4、iPad2などで擬似的に裸眼3D(立体視)技術を実現する技術についてご紹介した。これフロントカメラを使用し、頭の位置を読み取り、画面上に奥行きのある画像を展開するというものだ。そのアプリケーションが、最近配布開始となった。そこで、早速使用感を試してみたぞ。
擬似裸眼3Dを実現するのはアプリ「i3D」は、フランスの「Engineering Human-Computer Interaction 」(EHCI)が開発したものだ。5月20日に配布開始となり、世界中で注目を集めている。
使用方法はとても簡単。アプリをダウンロードして、まず頭の位置をアプリに読み取らせる。画面上に赤い枠が出るので、それに収まるようにカメラの位置を調整。そして、用意された画像を見るだけである。
本体を上下左右に動かすと、立体的な画像が展開されているように見える。飛び出しているというよりも、奥行きを感じるのだ。やや動作がモッサリとしていて、時々固まってしまうのが難点だ。
3Dというには少々物足りない感じが否めないが、ハードに依存しないところは非常にユニークではないだろうか。今後の開発により、さらに進化することに期待したい。ちなみにアプリは無料なので、フロントカメラ搭載の機器を使用している方は、一度試してみると良いだろう。
参照元:i3D(英文:iTunes)