ロケットニュースですっかりおなじみの「俺はノラ猫」シリーズ。Ustream配信の猫中継「佐藤の部屋」は、総視聴者数ランキングで世界9位! 12月15日現在で合計視聴回数は870万回にも上っている。猫が好きな者には、たまらない生中継なのだが、最近アメリカで斬新な猫映画が完成し、話題を呼んでいる。その映画とは、猫自身が撮影したものだという。
この映画は、「Cat Diaries」(猫の日記)と題された猫が撮影したドキュメンタリー映画である。ワシントン、ジョージア州、カリフォルニア、アリゾナなどで飼われている1~14歳までの25匹の猫たちに、特殊なHDカメラを装着し、それぞれ5日間の彼らの様子を撮影し続けたものだ。
猫の目から見た世界は限りなく広く、感動と興奮に満ち溢れている。猫たちが飛んだり跳ねたりする度に、カメラの映像は激しく揺れるのだが、躍動感がそのまま伝わってくるのだ。映画の一部がYoutubeで公開されており、公開1週間で35万回視聴される人気ぶりなのである。
映画を制作したのは、ペットの飼料メーカー「フリスキーズ」だ。猫の行動を詳しく研究するために、このプロジェクトを進めたのだとか。撮影された膨大な量の映像は、猫たちの行動研究に使用された後に1本の作品としてまとめられたとのことだ。カメラに収められた世界は、実写版「吾輩は猫である」といっても過言ではないだろう。耳を澄ませば、猫たちのつぶやきが聞こえてくるようだ。
(田端あんじ・文責=佐藤英典)
screenshot:Youtube PurinaFriskies
■参考リンク
‘Cat Diaries’: Your home … from a feline POV(mnn.com)英文