先月、オランダ、ブレダにある刑務所の独房から、35歳の女性囚人がスプーンで穴を掘りつづけ脱走をしたと海外各紙が伝えた。
この女囚は2度の殺人未遂の罪で8年の禁固刑を受けており、あと21ヶ月間の刑期が残っていたという。 脱走用の穴を掘って脱獄とはまるで映画の中の話のようだが、現実の世界で起こりえるとは信じがたい事実だ。
オランダ司法省はこの逃走中の女性の写真を配布したりテレビで放映し行方を追っていた。その結果、先日ついにヘルモンドという町でこの女性は発見され御用となり、刑務所生活に舞い戻ることになった。
脱獄したまでは映画の世界の再現のようだが、その後再び捕まるというのが現実の世界での結末なのであった。
記者:須久和