株式会社ドリコムが運営する『ドリコムブログ』が26日、株式会社ライブドアへ譲渡された。株式会社ドリコムのプレスリリースにより明らかになった。

譲渡の理由にドリコムは「今回、ドリコムにおける事業間シナジーを考慮し、本事業における経営資源をエンタメウェブ事業並びにアドソリューション事業に集約することで、市場における優位性の確保と企業価値の向上を図れるものと判断し、譲渡することといたしました。」とプレスリリースで述べている。

おそらく、ドリコムブログの会員数が思ったほど伸びず、収益を上げられなかったのが大きな理由なのだろう。実は、2007年にドリコムブログ内の広告掲載場所が変更されて炎上している。広告が記事内に紛れたことでユーザーの反感を買ったのだ。その後、ドリコムから広告掲載位置に関してのユーザーへの謝罪があったものの、「広告の表示位置に関しては、元の表示場所に戻すことができないのが現状であり・・・」とアナウンスしたことでさらに炎上に火を注いでしまった。このような経緯もあり、他社にユーザーを奪われていったのだろう。

ライブドアブログは会員数が300万人以上で日本を代表するブログサービスだ。今後ドリコムブログをどうやって運営、再生していくのかライブドアの手腕に期待が集まっている。